記事更新日:2024/3/1/
効果的にSPI対策するにはどうすればいい?効率のいい勉強法を紹介!

はじめに

SPIといえば、多くの企業が導入している就活用の試験です。

エントリーシート作成や面接がうまくいったとしても、SPIの結果が悪いと選考から漏れてしまう恐れがあります。

何も対策しなくても大丈夫という確固たる自信があればいいですが、特別自信があるわけでないなら対策しておきましょう。

もちろん、就活ではSPI対策ばかりに時間を割けず、ほかのことにも手を回す必要があるので大変でしょう。

ですが、限られた時間の中で効率的に勉強していけばいいのです。

時間を有意義に使い、本番までしっかりSPI対策をしていきましょう!

SPI対策はそもそも必要?

SPIのレベルは中学卒業レベルといわれているため、大学生である就活生からすると、勉強しなくていいと思うこともあるでしょう。

確かに問題のレベルはそこまで高く無いですが、それでもSPI特有の問題が出ますし、出題範囲も広いです。

いくら中学卒業レベルといっても、中学校で学んだ内容を忘れている方もいるはずです。

復習の意味でもSPI対策をしておいたほうがいいでしょう。

大学の試験晩強がよくできるからといって、何も勉強しなくてもSPIで高得点がとれるとは言えません。

基本的に、SPIにはSPI用の対策が必要です。SPIでしか出題されないような問題もあるからです。

思わぬ苦戦をすることにならないように、油断せずにしっかり対策しておくことをおすすめします。

ここでは、各分野において対策や、その理由を解説していきます。

言語問題の対策

言語問題は、語彙や熟語の問題が中心です。

そのため語彙や熟語を知らないことには話になりません。

その語彙や熟語の意味がわからなければ、問題が解けなくなってしまいます。

そのため、言語問題の対策としては語彙力を高めることです。

多くの語彙を知っていれば、それだけ解ける問題も増えるでしょう。

非言語問題

非言語問題は、公式と解き方を知らなければ回答できないことが多いです。

小・中学校で習う範囲もよく出てきますが、料金問題や仕事算、損益算など、学校の授業ではあまり習わない分野も出てきます。

高得点を得るためにも、公式は重点的に頭に入れておく必要があるでしょう。

構造的把握力

一部の企業では、SPI試験において構造的な理解力を問うことがあります。

ここでいう構造的な理解力とは、物事の関連性や共通点を見出し、それらの構造を理解して問題に回答する力です。

与えられた情報を整理し、既知の情報と関連づけながら回答を導きだします。

構造的な理解力を問う企業は少ないものの、もし構造的理解力を求める企業を志望する場合は対策しておきましょう。

SPI対策で自分の現状を知ることが大切

いくらSPI対策のためでも、じっくり時間をかけてSPIの問題一つ一つに時間をかけていては、ほかの就活に手が回らなくなってしまいます。

暇で時間がある時ならいいですが、時間がない中で時間のかかる学習をするのは避けましょう。

では、効率的に対策するためにもまず何から始めればいいのかというと、模擬試験です。

限られた時間でSPIの対策を終えるためには、一度模擬テストを受けてみることをおすすめします。

志望する企業の出題傾向を理解しておく

SPI対策では、能力検査で少しでも高い点数がとれるように勉強するのももちろん大切ですが、受ける企業の出題範囲をあらかじめ理解しておくことも大事です。

的外れな対策をしていると時間を無駄にしてしまいます。

SPIを導入している企業は出題傾向が偏りやすく、傾向がつかみやすいです。

ネット上でも出題傾向を調べることができる場合があります。

自分が受けようとする企業の出題範囲をあらかじめ調べておくことも、SPI対策の一つになるでしょう。

パターンを知った上で対策すれば、問題が易しく感じ、回答しやすくなるでしょう。

効率的に勉強するにはどうすればいい?

SPI対策を成功させるには、実践できるものから実践していくことです。

では、どんなステップで対策していけばいいか順番に説明していきます。

問題集を用意する

SPI対策には問題集を使うことが多いです。

SPIは中学卒業レベルとはいえ、見たことのない問題が出題されることもあります。

本番で「こんな問題知らない」となるよりも、あらかじめ問題集でSPI特有の問題に触れていたほうが安心です。

予想外の問題がたくさん出題されていると、追い詰められてしまいます。

「この問題どこかで見たことあるな」と感じながら試験問題を解くほうが、余裕を持って解けるでしょう。

そのため、SPI本番前に問題集を解いておくことが大事です。

SPIに特化した問題集を解いていれば、SPI特有の問題にも慣れることができます。

時間を有意義に使うこと

多くの就活生は、時間がない中でSPI対策をすることになるでしょう。

学業やアルバイト、そのほかの就活対策で忙しいはずです。

そのため、SPI対策は時間を有効に使いながらする必要があります。

合間を見つけて問題を解きましょう。

長い時間をとったからといって、必ずしもSPI対策が成功するとは限りません。

短い時間を有効に使えば、トータルの時間は少なくてもしっかり対策ができるはずです。

性格検査には嘘をつかないこと

SPIでは性格検査も出ます。能力検査のように頭を使う検査ではないですが、300問と膨大な数の質問に回答していくため面倒に感じる方もいるはずです。

問題数が多いため、速さも求められます。

1問にじっくり向き合っている時間はないので、直感を頼りにサクサク答えていきましょう。

ほとんどが自分の考え方や性格、価値観に基づく質問なので、悩まなくても回答できるはずです。

性格検査を実施する目的は、企業が就活生の思考や性格を見るためです。

心象を良くしようとして嘘の回答はしないでください。

嘘をついて答えたら矛盾した結果が出てしまいます。

仮に入社できたとしても、その後にミスマッチが生じ、早期退職につながりかねません。

そのため、性格検査で嘘をついてまで完璧な結果にしようとしないでいいのです。

正直に答えることが、結果的に自分のためになります。

事前に性格検査でどのような質問がされるか知っておき、あらかじめ答えを用意しておくのも対策になるでしょう。

問題集の選び方で対策の質は変わる!賢い選び方とは?

SPI対策には問題集を使うことが一般的です。

とはいえ、書店でもネットでもバラエティに富んだ問題集があるので、どれを選んだらいいかわからないでしょう。

そんな方たちのために、失敗しない問題集の選び方を紹介します。

学びたい科目で選ぶ

一つの科目に絞って解説している問題集を選ぶのもいいでしょう。

特にあなたが苦手な科目に特化している問題集を選ぶと、苦手を克服して高得点が狙えます。

集中的に勉強して苦手を克服すれば、総合的に良い点数になるでしょう。

問題集の中には過去問がついているものもあるので、実践的な力を付けたい方はぜひ選んでみてください。

対策期間で選ぶ

SPIの対策にどれだけ時間がかけられるかで、選ぶべき問題集が変わってきます。

もし毎日コツコツ勉強できるなら、幅広い範囲を扱った問題集がふさわしいでしょう。

一方で、あまり時間がなくて短期間で仕上げたい場合は、要点を絞った問題集がおすすめです。

最新版を選ぶ

SPIの問題集は毎年出版されているので、できる限り新しいものを選びましょう。

最新情報を反映したものを選んだほうが、最新のSPIの傾向に強くなれます。

本番で似たような問題にあたることが多く、解きやすく感じるでしょう。

年度によってガラリと問題が変わることは少ないですが、若干の変化はあるため、最新版の問題集を使うに越したことはありません。

古いバージョンだと最新のSPIで違和感を感じる可能性があります。

各分野ごとの対策法は?

SPIに出題される範囲は、主に言語問題、非言語問題、英語、構造的把握力、性格検査の最大5つです。

特に言語問題、非言語問題、性格検査を実施する企業が多いです。

英語と構造的把握力を扱う企業もありますが、稀なケースです。

それぞれの科目の対策法を押さえておくことが大切です。

それでは、各分野に向けてどのような対策をしたらいいのか解説していきます。

言語問題の対策

言語問題は、テストセンターとペーパーテストでは二語の関係、熟語の意味、語句の用法が出やすいでしょう。

Webテスティングでは、文の並び替えと空欄補充が頻出します。

あなたの受検予定の形式に合わせて対策すると、高得点を得やすいです。

特に長文読解の問題は、正解すると得点が高くなります。

周りと差をつけるチャンスです。

そのためにも長文問題の対策はしておいたほうがいいですが、最初は二語の関係など基本的な科目から勉強していきましょう。

非言語問題の対策

非言語問題で扱われることが多いのは、特に集合、推論、確率、割合、料金計算、順列、仕事算です。

あまり頻出しない科目を対策するよりも、出題されやすい科目を対策したほうが効率的でしょう。

非言語問題の対策としては、公式を暗記してひたすら実践問題を繰り返すことです。

反復練習によって頭に公式や解き方が定着してきます。

解く速さも速くなるでしょう。

非言語問題は計算に時間がかかるので、計算のスピードが遅いと制限時間内にすべての問題を解くのは厳しくなります。

迅速に回答するためにも、問題集を反復しましょう。

問題に慣れていけばスピードアップにつながります。

英語の対策

英語は出題形式が固定化されているので、ほかの科目より対策が容易です。

英語の問題の中には、同意語・反意語、空欄補充、英英辞典、語文訂正、和文英訳、長文読解といった科目があります。

大学入試ほど難しいレベルではなく、最低限の知識やスキルがあれば解ける問題がほとんどです。

とはいえ、SPIに英語を導入する企業は英語に力を入れている可能性が高いため、油断は禁物です。

高得点を狙うに越したことはないでしょう。

英語の対策としては、やはり英単語が基礎です。

英単語を知らないことには、単語問題以外の問題も解けなくなります。

英単語を知っていれば同意語や反意語もわかりやすいですし、空欄補充でも正しい答えがピンとくるでしょう。

単語の意味がわからなければ正答率はどうしても下がってしまいます。

まずは単語帳を使って語彙力を伸ばしましょう。

構造的把握力の対策

企業によっては構造的把握力の問題を出題することがあります。

構造的把握力では、物事の構造を理解し、与えられた情報を元に問題を解決する能力が測定されます。

英語以上に出題する企業は少ないのですが、学校の授業で習わないので対策なしで本番に臨むのは難しいでしょう。

とっつきにくい問題ですが、対策すればそんなに難しい問題ではありません。

きやすいとも言われていますので、構造的把握力の試験を受ける場合は対策はしておくことをおすすめします。

SPIの問題はたいていパターン化されているため、問題集を何周か解けば定着してきます。

構造的把握力は言語系と非言語系に分かれている場合が多いので、それぞれの対策をしておきましょう。

言語系では過去と未来、肯定と否定、主観と客観を扱います。

非言語系では割合、確率、組み合わせなどの問題が頻出されます。

問題集を解いて力をつけるのもいいですが、日常生活でニュースや新聞を読むなどして、物事を多角的に考える癖をつけておくのもいいでしょう。

スマホを活用するのもおすすめ

昔は問題集を書店で買ってSPI対策をするのが当たり前でしたが、今はスマホを使って対策する人も増えています。

スマホなら手軽にページを開けるので、電車の中でもSPI対策ができるでしょう。

アプリだけを使って対策するのは物足りないですが、対策ツールの一つとして活用するのはおすすめです。

SPIのアプリは問題集アプリだけでなく、電卓やタイマーの機能を使ったり、解説動画を見たりできるのも魅力です。

まとめ

志望する企業の選考を突破するためにも、SPI対策はしっかりしておきましょう。

就活の要素はSPIだけではないのであまり時間をとれないでしょうが、効率的に対策すれば短い時間でも十分な準備ができます。

本記事で紹介した対策法やポイントを参考にしながら、ぜひ企業の内定を獲得してください。

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