記事更新日:2024/3/4/
SPIの意外に知らない落とし穴とは?陥りがちな失敗談を解説!

はじめに

SPI試験は就職活動における重要な関門です。しかし、準備不足や解答戦略の怠りによって、SPIの落とし穴に気づかないことがあるでしょう。SPIの落とし穴ってなんのこと?と感じた方も多いはずです。

そこで本記事では、SPI試験を無事乗り越えるために知っておきたいことを解説します。

知っておかなければ損するSPIの注意点を盛り込んでおりますので、ぜひ最後までお読みください。

SPIとは?

SPI試験は、多くの企業が採用選考の一環として導入している一般常識試験です。

難易度はそこまで高くないですが、言語能力や数的処理能力、性格特性などを多方面から出題され、範囲が広いのが特徴です。対策をまったくしていなければ、予想外に範囲が広くて辟易する恐れがあります。

やはり対策しておいたほうが安心でしょう。

SPI試験では企業の合格ラインに達することが求められるため、就活生にとって重要な通過点となります。

SPIの種類

SPIにも種類があります。

基本的なSPI2と、より実践的な問題やグループ作業を含むSPI3です。

SPI3はSPIの最新バージョンといえます。

近年はSPI3を採用する企業が増えているので、受検者は両方の種類に対応できるようにしておくと安心です。

SPI試験の問題は、たいてい言語分野と非言語分野に分かれています。

難易度は中学から高校レベルなので、それほど難しいわけではありません。

対策をすれば十分高得点がとれる余地があります。

SPIには落とし穴があるって本当?非言語の場合

SPI対策の光景

冒頭で、SPIには落とし穴があるとお伝えしました。

ここでは、非言語の落とし穴に焦点を当てて紹介していきます。

SPIにおける非言語分野は、言葉に頼らず図形や記号などで考える力が試されます。

言語力に自信があっても、非言語となると言語力だけでは太刀打ちできないため、苦手意識を持つ方も多いでしょう。

数学的な問題から図形を使った問題まで、非言語問題には多くの落とし穴が潜んでいます。

誤解されやすい計算問題

SPIの非言語には、必ず計算問題が出題されます。

計算問題は非言語の中でも最も基本的な問題で、点がとりやすい部分でもあります。

正しく計算できれば正答できます。

ただ、SPIの非言語では単純な計算問題だけでなく、文章問題を解くプロセスで計算が必要になるケースもあります。

つまり、計算することだけが目的ではなく、文章問題で問われている問題を解くことが最終目的です。

最終目的を導くために計算が必要な場合があります。

文章問題で計算が必要になる時は、問題文の意図を正確に把握することが大事です。

数字や公式を用いる問題も多く、表面的な理解だけでは正答できない可能性があります。

計算自体はあっていても、手順を誤ると間違った答えになる恐れもあります。

例えば、割合の問題や速さに関する問題で、与えられた条件を見落としたり、誤解したまま計算を進めてしまうと、答えが全然違うものになってしまいます。

計算自体はミスなく計算できていても、解き方が異なれば答えは異なり、結果は間違いになってしまうのです。

非言語では計算ができればいいというわけではありません。

計算問題以外に文章問題も出てきます。

問題文を丁寧に読み解き、求められていることを明確に理解しましょう。

図形問題は見落としやすい

非言語分野では図形の問題も出題されます。

図形問題は、図の特徴や性質を見逃すと間違った答えにつながる可能性があります。

平面図形や立体図形の問題では角度や長さだけでなく、対称性や図形の配置など、四角的な情報を正確に把握する能力が求められます。

イメージしにくい図形の場合は、より慎重に図形を観察する必要があるでしょう。

図形問題を解くコツは、与えられた図形の情報を紙に書き出してみることです。

紙に書き出すことで視覚的にわかりやすくなります。

解法のヒントが見えてくるでしょう。

省略されている情報を想像しながら、全体図を描いてください。

既にわかっている定義や定理を活用し、本質的な部分を忘れないようにしましょう。

非言語の頻出パターンと対策方法

非言語問題が苦手な方もいるでしょうが、頻出するパターンが存在するので、それを知っておけば比較的容易に感じます。

例えば、集合や確率、論理パズルなど特定の問題形式が出題される傾向があります。

これらのパターンを把握し、繰り返し解きましょう。

過去問題でパターン別に解くのもおすすめです。

類似問題を多角的に分析することでも、効率よく解法を習得できるようになります。

非言語問題は、正しい答えを導くための思考を持つことが大切です。

時間の落とし穴

非言語問題では、正解に至るためのプロセスが煩雑になることがあります。

正解を出すまでに1問にかける時間が長くなる可能性が考えられます。

ですが、実際は制限時間があるため、1問にばかり多くの時間は費やせません。

時間制限という壁があるので、これを意識しなければ時間内に全問解くことはできないでしょう。

制限時間内でどれだけ多くの問題を解くかが大事です。

効果的な練習方法

非言語問題に強くなるためにも練習が必要です。

効果的に練習するには、クオリティの高い教材を選ぶことです。

複数の問題集や過去問を用いて、多様なタイプの問題に触れましょう。

そうすれば本番でどんな問題が出てきても、「前にも解いたことがある気がする」と親近感を持ち、簡単に感じるでしょう。間違った問題を何度も反復して解くのもおすすめです。何度も同じ問題を解くことで頭に定着し、間違わなくなります。考え方も頭に刷り込むことができるでしょう。

言語問題の落とし穴とは

言語問題にも落とし穴があります。

SPIの言語分野では、出題形式の多様性に加えて時間制限の厳しさもネックです。

特に文脈の把握やニュアンスの読み取りは難しく、それが原因でつまずいてしまうケースもあるでしょう。

そこでここでは、SPIの言語問題でつまずきやすい落とし穴や注意点を解説していきます。

文章理解の落とし穴

文章理解では、意図的な落とし穴があるので気を付けてください。

問題を見ると、表面上は簡単そうな文章なのですが、細部に落とし穴が隠されています。

例えば、たった一言や表現の異なる同義語により、実は複雑な文章になっていることがあるのです。

そのため、簡単そうな文章でも油断せず、文章全体の流れを理解し、細かい部分にも注意を向ける必要があります。

文章の流れや筆者の意図を正しく読み取りましょう。

いきなりはうまくできないため、日常から読書を心がけるといいです。

語彙問題の落とし穴

SPIの言語問題では語彙の問題がよく出題されます。

語彙力があればいいですが、自分の知らない難しい専門用語が出てくるとわからないことがあります。

たとえ見覚えのある言葉だったとしても、意味を間違って覚えている可能性もあります。

SPIの言語問題では、一般的に用いられる意味とは異なり、正しい意味を答える問題が出題される傾向があります。

そのため、意味の似ている言葉や類義語を正確に区別していなければなりません。

類似した意味の言葉の違いを理解するには、さまざまな文章に触れ、どんな語彙がどのようなシチュエーションで使われているかインプットすることです。

日頃から多くの書籍を読むのも効果的ですし、問題集を活用して難しい語句を調べておくのもいいでしょう。

効果的に語句を覚えるには?

SPIの言語分野の対策では、語彙力をつけることが不可欠です。

語彙の意味や用法を覚えるといった過程が必要です。といっても、語句や文法のルールをただ暗記するだけではなく、それらを使って実際に文章を作成してみることをおすすめします。

インプットだけではなくアウトプットもするということです。どちらかばかりに偏らないことです。

新たに覚えた語句を使って日記を書くのも、とても良いアウトプットです。

実践的に使うことで記憶率が高まります。ただひたすら暗記しようとするよりも効率的です。

声に出して読み上げるのもアウトプットになるでしょう。覚えを早くすることができるので、ぜひやってみてください。

まとめ

SPIは就職における最初の重要な関門です。

言語と非言語の分野があり、それぞれに潜む落とし穴が存在します。

出題傾向を把握し、複雑な問題に対する解法を身につけましょう。

日常生活での対策を心がけることで、実際の試験で問題をスムーズに解けるようになります。

また、試験時間内に問題を解くためにはスピードを意識した練習も忘れないでくださいね。

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