-
ホーム
-
SPI言語
-
文章整序
SPIの文章整序とは
SPIの言語分野の一つである「文章整序」では、5つ程度の文章を適切な順番に並べ替え、特定の順番に当てはまる選択肢を選ぶ問題になります。
時系列を意識して、指示語や接続詞、前後の繋がりに注意して解くことがポイントとなります。
選択肢の文の内容は、そこまで難しくありませんが、どちらでも当てはまりそうと順序に悩むような選択肢が含まれているところが、やや難易度を上げています。
しっかりと対策と演習を行って、確実に点数を取れるようにしていきましょう。
文章整序の問題
それでは、文章整序とはどのような問題なのか。
例題と解説をみてみましょう。
例題1
アからオを[1]から[5]に入れて文の意味が通るようにしたとき、[2]に当てはまるものを選びなさい。
彼は若い時に[1][2][3][4][5]そして、自分自身についても深く理解することができた。ア.その経験から彼は多くを学びイ.色々な国を旅して
ウ.世界には様々な文化が存在することを知った
エ.一人で
オ.異なる人々と出会うことができた
【選択肢】
A.ア
B.イ
C.ウ
D.エ
E.オ |
【解答・解説】答え: B(イ)まず彼は若い時にから来る文節は時代的背景から始まりますのでエから始まりイ→オで旅の経験した事が表現されます。
さらにその経験を活かすためア→ウの流れで具体的な旅の文章となります。
よって、正しい順番は、D(エ)→B(イ)→E(オ)→A(ア)→C(ウ) |
例題2
次のアからオを意味が通るように並び替えたとき、2番目と3番目にくる文の組み合わせを選びなさい。
ア その謎を解明する鍵を見つけイ 古代文書の研究に没頭していた彼はウ 何年もの時間を費やして
エ 最終的には、歴史の新たな発見につながった
オ その発見は専門家たちを驚かせた
【選択肢】
A.アとイ
B.ウとオ
C.オとウ
D.エとア
E.アとエ
F.イとア |
【解答・解説】答え:Fこの文章は、研究プロセスとその成果、そしてその影響を理解することが重要になります。
そこを踏まえるとまず、研究プロセスに対する時間(いつ)ウが適切です。
次にどこ・何をの流れになりますのでイ→ア、最後に研究の結果としてエ→オとなります。
よって正しい順番は、ウ→イ→ア→エ→オ |
対策のポイント
「文章整序」の対策ポイントを解説していきます。
繰り返し演習を行うことが重要となりますが、その際に下記のようなコツを意識して取り組んでみてください。
いかに短い時間で正解を導き出すかが重要となります。
次以降の問題に繋げるためにもあまり時間をかけず、解答をしていきたい単元です。
①指示語が指すものを見つける
指示語が含まれる場合、それより前に指す単語が配置されています。
特に、短い文節や文章であれば、直前に置かれていることが多いので、指示語が何を指すのか気をつけるようにしましょう。
②組み合わせやすいものから繋げる
文の始めから作る方もいますが、当てはまりそうな選択肢が複数あることがあります。
選択肢の中には、すぐに繋げることのできる選択肢もありますので、そういったものは先に作ってしまってから、どこの位置に置けば良いかを、残りの選択肢との前後関係を見て当てはめてください。
選択肢を絞っていくことは、とても重要かつ有効な手段となります。
③時系列を考える
起こる事象には、必ず順序というものがあります。
いつ、どこで、何が、どうなったのかなど、順序立てて文章を組み立てていくようにしましょう。
また、文章には「起承転結」のようにある程度の型があります。
短い文章なので、必ずしも当てはまるというわけではありませんが、文章の組み立て型として悩んだ際には、少し考えてみても良いでしょう。
例題を解く
文章の整序010
つぎのアからオを意味が通るように並び替えたとき、2番目と3番目にくる文の組み合わせを選びなさい。
ア 「非科学的」「非合理的」ということで
イ 古来からある神話や昔話を
ウ その意義を見直してみることが必要であろう
エ その本来の目的に沿った形で
オ 簡単に排斥するのではなく
例題:
A. オとエ
B. アとオ
C. ウとエ
D. オとイ
E. アとウ
解説を詳しく見る
「~するのではなく」「~してみることが必要であろう」の流れを作るとよい。イ→ア→オは自然に作ることができる。ウやエの「その」という指示語は文の後半で使用する事が多い。それにより、イアオエウとなる。
文章の整序009
つぎのアからオを意味が通るように並び替えたとき、2番目と3番目にくる文の組み合わせを選びなさい。
ア その仕事を見習いながら
イ それぞれの仕事が行われている現場において
ウ 産業革命以前の大部分の子どもは、学校においてではなく
エ 一人前の大人となった
オ 親か親代わりの大人の仕事の後継者として
例題:
A. イとエ
B. ウとイ
C. オとウ
D. アとオ
E. イとオ
解説を詳しく見る
主語は「産業革命以前の大部分の子ども」、述語は「一人前の大人となった」。「学校においてではなく」の後に、それを否定する異なった部分が入る。学校を否定するため、同じく場所について言及をしていることからウ→イとなる。これらのことから、ウイオアエとなる。