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                料金計算
                
              
        
            
        
    
    
SPIの料金計算とは?
SPIの非言語(数学)試験の中でも重要な位置を占めるのが、「料金計算」問題です。
この問題は、主に消費税、割引、利息計算などの日常生活に即した状況をベースにしており、求められるのは基本的な数学的思考と計算能力です。
料金計算問題は、具体的な日常生活のシナリオを想定しているため、抽象的な数学問題に比べて理解しやすいという特徴があります。
 
料金計算の問題パターンと問題
複数割引の問題
複数の割引(例:季節割引と会員割引)が適用される場合、最終的な販売価格を求めます。
  例題
  
    あるファッションストアで、定価18,000円のコートが季節割引で20%オフ、さらに会員割引で追加10%オフとなっています。このコートの最終割引価格はいくらでしょうか?
  
  
    選択肢:
    
      A. 12,960円
      B. 14,400円
      C. 13,500円
      D. 11,880円
     
   
  
  
    解説を詳しく見る
    
      この問題では、2つの割引を順番に適用する必要があります。
      
      季節割引後の価格の計算:
      定価18,000円に対して20%の割引を適用します。
      18,000円×(1−0.20)=18,000円×0.80=14,400円
      
      会員割引後の価格の計算:
      季節割引後の価格14,400円に対してさらに10%の割引を適用します。
      14,400円×(1−0.10)=14,400円×0.90=12,960円
      
      よって、最終的な割引価格は12,960円となり、選択肢Aが正解です。
     
   
  
    
  
 
消費税計の問題
商品価格に消費税が加わる場合、税込価格や税抜価格を計算します。
  例題
  
    電気製品店で、税抜価格が50,000円のテレビがあります。消費税が8%の場合、このテレビの税込価格はいくらでしょうか?
  
  
    選択肢:
    
      A. 54,000円
      B. 52,000円
      C. 54,400円
      D. 50,000円
     
   
  
  
    解説を詳しく見る
    
      税込価格=税抜価格×(1+消費税率)
      
      この場合、税抜価格は50,000円、消費税率は8%です。したがって、計算は以下のようになります:
      
      税込価格=50,000円×(1+0.08)=50,000円×1.08=54,000円
      
      よって、選択肢Aの54,000円が正解です。
     
   
  
    
  
 
利息計算の問題
預金やローンに関する問題で、一定期間後の利息や総額を求めます。
  例題
  
    ある銀行で100万円の定期預金を行いました。年利率は2%で、期間は1年です。1年後の利息と預金の総額を求めなさい。
  
  
    選択肢:
    
      A. 利息:20,000円、総額:1,020,000円
      B. 利息:22,000円、総額:1,022,000円
      C. 利息:24,000円、総額:1,024,000円
      D. 利息:26,000円、総額:1,026,000円
     
   
  
  
    解説を詳しく見る
    
      利息=元本×利率×時間
      
      ここで、元本は100万円、年利率は2%(0.02として計算)、時間は1年です。したがって、計算は次のようになります
      
      利息=100万円×0.02×1=20,000円
      
      そして、総額は元本に利息を加えたものなので、
      総額=100万円+20,000円=1,020,000円
     
   
  
    
  
 
対策のポイント
金額計算の問題は難しい計算などはない代わりに、問題文自体が複雑になっていることがあります。
そのため、問題で与えられている情報や問われていることを正確に理解することが重要です。
 
問題で与えられている情報を整理する
料金計算問題を解く第一歩は、問題文から必要な情報を正確に抽出し整理することです。重要なのは、問題文を丁寧に読み、何が求められているのかを正確に理解すること。具体的には、問題文内の数字や条件、問われている内容を明確にし、それらを簡潔にノートに書き出すことが効果的です。情報を整理することで、問題解決のための方針が明確になります。
 
整理の仕方を工夫する
情報を整理する際には、表や図を用いることも有効な手段です。特に複数の条件や割引が絡む問題では、情報を視覚的に整理することで、問題の全体像を捉えやすくなります。また、計算過程を丁寧に書き出すことで、間違いを発見しやすくなるため、計算ミスの防止にもつながります。このようにして、問題解決のためのロジカルな思考をサポートします。
 
求めるべきものが何かを理解する
料金計算問題では、最終的に何を求めるべきかを明確にすることが非常に重要です。例えば、税込価格を求めるのか、割引後の価格を求めるのか、それとも割引額を求めるのか、といった点を明確にしましょう。問題の要求を正しく理解することで、適切な計算方法を選択し、正確な答えに辿り着くことができます。
    
        例題を解く
                            
                        金額計算018
                        ある商品に、24%の利益が出るように定価を設定した。
定価では売れなかったのでこの商品を定価の90%で売ったら最終利益は174円となった。
このとき原価はいくらか。
                        
                            例題:
                            
                                A. 1,200円
B. 1,400円
C. 1,500円 
D. 1,600円
                             
                         
                        
                        
                            解説を詳しく見る
                            
                                原価をXとする。定価は原価の4割り増しなので、1.24X
定価の90%の売値は1.24x0.9 =1.12x 利益は1.116x - x = 0.116xと表され、これが174円。
Xは1,500(円)
                             
                         
                        
                                                
                        
                     
                            
                        金額計算017
                        工場Aは部品Uを単価20円で、工場Bに5,000個納品している。
部品Uの製造コストはX円/個である。
部品には一定の割合2%で不良品が入っており、それらは工場Bから返品される。
部品Uからの利益率を40%以上にしたい場合、製造コストはX円/個以下である必要があるか。小数点以下を四捨五入せよ。
                        
                            例題:
                            
                                A. 12円
B. 13円
C. 14円 
D. 15円
                             
                         
                        
                        
                            解説を詳しく見る
                            
                                利益率を40%以上にしたい場合、製造コストの0.4倍以上の利益が出れば良い。
不良品を引いた個数からの利益が製造コストの0.4倍以上を上回る不等式は以下の通り。
Xを1個当たりの製造コストとする。
(20-X) ×5,000×0.98≧  X × 5,000 ×0.4 
98000 - 4900X ≧2000X
X<14.20
Xは、整数なので14。