ア 「非科学的」「非合理的」ということで
イ 古来からある神話や昔話を
ウ その意義を見直してみることが必要であろう
エ その本来の目的に沿った形で
オ 簡単に排斥するのではなく
例題:
A. オとエ
B. アとオ
C. ウとエ
D. オとイ
E. アとウ
「~するのではなく」「~してみることが必要であろう」の流れを作るとよい。イ→ア→オは自然に作ることができる。ウやエの「その」という指示語は文の後半で使用する事が多い。それにより、イアオエウとなる。
ア その仕事を見習いながら
イ それぞれの仕事が行われている現場において
ウ 産業革命以前の大部分の子どもは、学校においてではなく
エ 一人前の大人となった
オ 親か親代わりの大人の仕事の後継者として
例題:
A. イとエ
B. ウとイ
C. オとウ
D. アとオ
E. イとオ
主語は「産業革命以前の大部分の子ども」、述語は「一人前の大人となった」。「学校においてではなく」の後に、それを否定する異なった部分が入る。学校を否定するため、同じく場所について言及をしていることからウ→イとなる。これらのことから、ウイオアエとなる。
ア この小説が、抵抗運動についてだけ書かれたものだったら
イ 目のさめる思いであの本を読んだのは
ウ 根本のところで提示されているように思えたからだった
エ たぶん、あれほど私たちを興奮させはしなかっただろう
オ そこに「人間らしく生きる」とはなにかという問題が
例題:
A. エとイ
B. ウとア
C. エとオ
D. ウとエ
E. イとオ
アは「だったら」と仮定を意味する言葉で終わっており、エの「だろう」と呼応している。さらに、ウは「思えたからだった」と、動作の理由を示している。それがイの理由と考えられる。したがって、アエイオウとなる。
ア 草花にとまっているときは
イ 曲線的にゆらゆら飛ぶ蝶は
ウ 用心しなければならない
エ 鳥に空中でやすやすと捕らえられることはないというが
オ 飛ぶ方向を急には変えることのできない
例題:
A. オとエ
B. ウとア
C. アとウ
D. オとア
E. ウとイ
「というが」という逆説があるので、エの後ろにはその逆の主張が入る。また「捕らえられることはない」の反対の表現が「用心しなければならない」となるため、エの後ろにウがくる。またその主語は「蝶」であるため、先頭はイ。これらのことから、イ→エ→ア→ウの流れはつかめる。さらにオの「急には変えることのできない」の主体が蝶であるならば、「変えることは(が)できない」となるため、オの直後にはそれを指す名詞が来る。したがって、イオエアウとなる。
ア 必ずしも科学への疑いや不信の表現ではない
イ そのうえに栄えているものだ
ウ むしろ暗黙の科学信仰を前提とし
エ オカルティズムの流行は
オ とくに都市的な大衆文化としてのそれは
例題:
A. ウとア
B. ウとイ
C. エとオ
D. アとオ
E. エとイ
文の書き出しの主語として考えられるのは、「オカルティズムの流行」か「都市的な大衆文化としてのそれ」に絞られるが、「とくに」という接続詞を考えると、前者が文の最初の主語であると判断できる。そうすれば、エ→アの流れが考えられる。そうすれば、都市的な大衆文化としての「それ」は、オカルティズムの流行を指し、その説明がウおよびイとなるため、エアオウイとなる。
ア その体系は、むろん
イ ないし解釈の体系が要請される
ウ 科学の体系とは別に
エ 私たちへの運命への関心に対応する説明
オ 科学的な因果分析とはちがった観点を採用する
例題:
A. イとア
B. エとイ
C. ウとオ
D. アとエ
E. エとウ
「その体系」は「体系」を受けているため、アはウの後ろだが直結はしない。次に「ないし」は並列の意味があるため、「解釈の体系」という名詞が「ないし」の前に来るため、エ→イとなる。そのため、ウエイアオとなる。
われわれは[1][2][3][4][5]いわばクセになっている。
A その「原因」を探して説明し理解しようとする
B 「結果」は必ず「原因」をもつと確信し
C なにか出来事が生じると
D 原因と結果をつないで
E 連続的に歴史をつくるのが
例題:
A. A
B. B
C. C
D. D
E. E
この文も2つの文からなると考えられる。1文目の最後がAであるが、Aの先頭の「その」が指すものが頭にあるはずなので、それをCと考える。また、「原因」と「結果」との折り合いをつける作業の説明が、B→Dと続くことがわかる。さらにその結末はEであるので、正しい順番は、CABDEである。
古代エジプト人たちは[1][2][3][4][5]描かれているのである。
A しかもその横顔には
B ほとんど三千年ものあいだ
C ご丁寧に正面から見た眼が
D 顔と下半身は横向きで上半身は正面向きという
E われわれから見れば不自然な人間像を描き続けた
例題:
A. A
B. B
C. C
D. D
E. E
Eの「われわれから見れば不自然な人間像」とは、Dの内容を指すことがわかる。そうすると、D→Eの流れができ、ここで1つの文が終止する。そして、Aの「しかも」は、全文を受ける形が自然であるため、2つ目の文に入れるのが自然。そうすれば、Cが最後となる。さらに残ったBは先頭に来るのが最も良い。したがって、正しい順番は、BDEACである。
どの項目についても[1][2][3][4][5]決めることになる。
A まずはじめに
B これは何を書かずにおくかということと裏腹の課題で
C これだけはぜひ言わなければならないことは何かを
D 何を書くかを決めるわけだが
E 実際には、どんなに手短に言うにしても
例題:
A. A
B. B
C. C
D. D
E. E
BとDの主張が逆になっているのを「裏腹」と表現しているので、D→Bの流れを作る。しかもこれはまずはじめに行う作業であり、先頭がAとなる。次に、最後の部分の接続を考えると、Cが最後に来る。したがって、正しい順番は、ADBECである。
古くから伝えられてきて[1][2][3][4][5]時である。
A それが失われた時か
B あるいは少なくとも失われようという
C ほとんど生活の一部となっているものが
D 危険にさらされている
E あらためて強く意識されるのは
例題:
A. A
B. B
C. C
D. D
E. E
「~する時か~する時である」という2つの並列した構造を基本に作ると良い。[5]は「時」に接続する部分を選ばなければならないので、BかD。ただ、B→Dの流れが作れる。一方主語はEの部分である。ただし、先頭の文の直後にはEは合わないので、最初にCをいれると良い。したがって、正しい順番は、CEABDである。