急に起きる変動・大事件。 また、突然うけた衝撃
例題:
A. 青天の霹靂
B. 隣の芝生は青く見える
C. 青は藍より出でて藍より青し
D. 青菜に塩
E. 出藍の誉れ
用例:彼の人事の話は、まさに青天の霹靂だった。
隣の芝生は青く見える→他人が持っているものがやたらと良く見えてしまうこと
青は藍より出でて藍より青し→教えを受けた人が教えた人より優れること
青菜に塩→すっかり生気をなくして、ぐったりしているさま
出藍の誉れ→弟子が師匠の学識や技量を越えること
恵みの雨
例題:
A. 五月雨
B. 時雨
C. 慈雨
D. 氷雨
E. 霙(みぞれ)
用例:難民にとって国連の救援物資は干天の慈雨だった
五月雨→旧暦5月ごろに降る長雨
時雨→秋の末から冬の初めごろに、降ったりやんだりする小雨
氷雨→雹(ひょう)や霰(あられ)のこと
霙→雨と雪が混ざって降る気象現象
その人の根本の心構え。心の持ち方
例題:
A. 品性
B. 気性
C. 持ち前
D. 性根
E. キャラクター
用例:彼は性根が正直だ。
品性→人格や性格など、人の内面にある品
気性→生まれつきの気質・性格のこと
持ち前→その身にもともと備わっているもの
キャラクター→性格。人格。その人の持ち味
勢いよく進むさま
例題:
A. 風を切る
B. 切りを付ける
C. 口火を切る
D. 啖呵を切る
E. 見得を切る
用例:風を切るように、颯爽と歩き去る。
切りを付ける→一段落させること
口火を切る→人々の先頭を切って物事を始めること
啖呵を切る→歯切れのよい言葉でまくし立てること
見得を切る→大げさな言動をとって、自分の自信のほどを強調すること
特定の人物をひいきすること。力を貸すこと
例題:
A. 肩入れする
B. 助け舟を出す
C. 後ろ盾となる
D. 追い風が吹く
E. 一肌脱ぐ
用例:弱い立場の人に肩入れする
助け舟を出す→人が困っているときに力を貸して助けること
後ろ盾となる→かげにいて助けること
追い風が吹く→状況が有利に進展していること
一肌脱ぐ→誰かのために労力を惜しまずに手助けをすること
かざりけがなく正直なこと
例題:
A. 単刀直入
B. 愚直
C. ひたむき
D. 実直
E. 率直
用例:自分が思っていることを率直に言う
単刀直入→前置きなしにいきなり本題に入ること
愚直→知恵がなく正直一途で、臨機応変の才がないこと
ひたむき→一つの物事だけに心を向けているさま
実直→誠実でかげひなたのないこと
完全に緊張感がなくなり、思考停止の状態になること
例題:
A. 魔が差す
B. 緊張が解ける
C. 緊張の糸が切れる
D. ぬるま湯につかる
E. うかうかする
用例:あまりのプレッシャーで緊張の糸が切れてしまった。
魔が差す→思いもよらない出来心を起こす
緊張が解ける→不安に感じていた物事が解決すること
ぬるま湯につかる→安楽な現状に甘んじて、呑気に過ごす
うかうかする→不注意でぼんやりしているさま
両頬をぷくっとふくらませた、不平そうな顔つき
例題:
A. 浮かない顔
B. 膨れっ面
C. しかめっ面
D. 素知らぬ顔
E. 不承顔
用例:親の注意で、その子は膨れっ面をした
浮かない顔→心配事などがあって、晴れ晴れしない顔つき
しかめっ面→不快そうな顔つき
素知らぬ顔→知っていながら、知らないふりをする顔つき
不承顔→気が進まない顔つき
主に主食を指す、エネルギー源としての資源的な食べ物
例題:
A. 食品
B. 食料
C. 食材
D. 食事
E. 食糧
用例:今年は食糧不足が問題になった。
食品→人間が日常的に食物として摂取するものの総称
食料→食物の原材料。食用にするもの。
食材→料理を作るための、素材となる食べ物
食事→日々習慣的に何かを食べること