語句の用法011
問題文の末尾について、選択肢に近い意味で使われているものを1つ選びなさい。

彼女は数学を解くのが得意だ。

例題:

A. この小説は面白い。

B. 彼は言語を学ぶのが速い。

C. その試験は難しい。

D. 私はスポーツをするのが楽しい。

E. あの山は高い。

解説を詳しく見る

「~するのが~だ」は能力や特性を表す用法ですが、この文脈では「得意」という特性に対して、「速い」という特性が言及されています。したがって、Bが最適な選択肢です。Aは「面白い」という異なる特性を示しており、C、D、Eは文脈に合っていない表現です。

長文読解003_3
人間がこの世に生きて行くためには、いろいろなことをしなくてはならない。自分を取り巻く環境のなかで、うまく生きてゆくためには、環境について多くのことを知り、その仕組みを知らねばならない。このために、自然科学の知が大きい役割を果たす。自然科学の知を得るために、人間は自分を対象から切り離して、客観を観察し、そこに多くの知識を得た。太陽を観察して、それが灼熱の球体であり、われわれの住んでいる地球は自転しつつ、その周りをまわっていることを知った。このような知識により、われわれは太陽の運行を説明できる。

このような自然科学の知は、「自分」を環境から切り離して得たものであるから、誰に対しても普遍的に通用する点で、大きい強みを持っている。自然科学の知はどこでも通用する。しかし、ここで一旦切り離した自分を、全体のなかに入れ、自分という存在とのかかわりで考えてみるとどうなるか。なぜ、自分はこのような太陽の運行と関連する地球に住んでいるのか。自分は何のために生きているのか、などと考えはじめるとき、自然科学の知は役に立たない。それは出発の最初から、自分を抜きにして得たものなのだから、当然のことである。太陽の動きや、はたらきは、自分と無関係に説明できる。しかし、他ならぬ自分という存在と、太陽とは、どうかかわるか。

太陽と自分とのかかわりについて、確たる知を持って生きている人たちについて、ユングは彼の自伝のなかで述べている。ユングが旅をしてプエブロ・インディアンを訪ねて行ったときのことである。インディアンたちは、彼らの宗教的儀式や祈りによって、太陽が天空を運行するのを助けていると言うのである。「われわれは世界の屋根に住んでいる人間なのだ。われわれは太陽の息子たち。そしてわれらの宗教によって、われわれは毎日、われらの父が天空を横切る手伝いをしている。それはわれわれのためばかりでなく、全世界のためなんだ」とインディアンの一人は語った。彼らは全世界のため太陽の息子としての勤めを果たしていると確信している。これに対して、ユングは次のように『自伝』の中で述べている。

「そのとき、私は一人一人のインディアンにみられる、静かなたたずまいと『気品』のようなものがなにに由来するのかが分かった。それは太陽の息子ということから生じてくる。彼の生活が宇宙論的意味を帯びているのは、彼が父なる太陽の、つまり生命全体の保護者の、日毎の出没を助けているからである」

インディアンたちは彼らの「神話の知」を生きることによって、ユングが羨望を禁じ得ない「気品」をもって生きている。これに対して、近代人は何とせかせかと生きていることか。近代人は豊かな科学の知と、極めて貧困な精神とをもって生きている。
(出典:河合隼雄『イメージの心理学』)

【設問】
文章の内容と一致するものを、次のA~Eの中から1つ選べ。

例題:

A. 現代人にとって自然科学の知は、人によって異なる、扱いにくいものである

B. 自分が生きる意義を考えるとき、自然科学の知は役に立たない

C. インディアンは、自然と自分との関わりという概念を持っていない

D. 現代人は、自分たちを太陽の息子たちととらえて生きている

E. 現代人がせかせかと生きている原因は、宇宙論的意味を得ているからである

解説を詳しく見る

自然科学をとらえる際、人間は自身の存在を切り離して観察するため、自然や世界、命の問題と自分自身との関わりを持てなくなっているから。

長文読解003_2
人間がこの世に生きて行くためには、いろいろなことをしなくてはならない。自分を取り巻く環境のなかで、うまく生きてゆくためには、環境について多くのことを知り、その仕組みを知らねばならない。このために、自然科学の知が大きい役割を果たす。自然科学の知を得るために、人間は自分を対象から切り離して、客観を観察し、そこに多くの知識を得た。太陽を観察して、それが灼熱の球体であり、われわれの住んでいる地球は自転しつつ、その周りをまわっていることを知った。このような知識により、われわれは太陽の運行を説明できる。

このような自然科学の知は、「自分」を環境から切り離して得たものであるから、誰に対しても普遍的に通用する点で、大きい強みを持っている。自然科学の知はどこでも通用する。しかし、ここで一旦切り離した自分を、全体のなかに入れ、自分という存在とのかかわりで考えてみるとどうなるか。なぜ、自分はこのような太陽の運行と関連する地球に住んでいるのか。自分は何のために生きているのか、などと考えはじめるとき、自然科学の知は役に立たない。それは出発の最初から、自分を抜きにして得たものなのだから、当然のことである。太陽の動きや、はたらきは、自分と無関係に説明できる。しかし、他ならぬ自分という存在と、太陽とは、どうかかわるか。

太陽と自分とのかかわりについて、(イ)確たる知を持って生きている人たちについて、ユングは彼の自伝のなかで述べている。ユングが旅をしてプエブロ・インディアンを訪ねて行ったときのことである。インディアンたちは、彼らの宗教的儀式や祈りによって、太陽が天空を運行するのを助けていると言うのである。「われわれは世界の屋根に住んでいる人間なのだ。われわれは太陽の息子たち。そしてわれらの宗教によって、われわれは毎日、われらの父が天空を横切る手伝いをしている。それはわれわれのためばかりでなく、全世界のためなんだ」とインディアンの一人は語った。彼らは全世界のため太陽の息子としての勤めを果たしていると確信している。これに対して、ユングは次のように『自伝』の中で述べている。

「そのとき、私は一人一人のインディアンにみられる、静かなたたずまいと『気品』のようなものがなにに由来するのかが分かった。それは太陽の息子ということから生じてくる。彼の生活が宇宙論的意味を帯びているのは、彼が父なる太陽の、つまり生命全体の保護者の、日毎の出没を助けているからである」

インディアンたちは彼らの「神話の知」を生きることによって、ユングが羨望を禁じ得ない「気品」をもって生きている。これに対して、近代人は何とせかせかと生きていることか。近代人は豊かな科学の知と、極めて貧困な精神とをもって生きている。
(出典:河合隼雄『イメージの心理学』)

【設問】
(イ)「確たる知」の説明について最も適したものを次のA~Eの中から1つ選べ。

例題:

A. 太陽が天空を運行しているということ

B. 太陽の動きや働きを、自分と無関係に説明できること

C. 自分たちが世界の屋根に住む人間だと自覚していること

D. 全世界のため、太陽の息子としての勤めを果たしていること

E. 自分たちが静かなたたずまいと気品を持っているということ

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確たる知は、本人たちの中で確信を持ったものである。それがDの内容である。

長文読解003_1
人間がこの世に生きて行くためには、いろいろなことをしなくてはならない。自分を取り巻く環境のなかで、うまく生きてゆくためには、環境について多くのことを知り、その仕組みを知らねばならない。このために、自然科学の知が大きい役割を果たす。自然科学の知を得るために、人間は自分を対象から切り離して、客観を観察し、そこに多くの( ① )を得た。太陽を観察して、それが灼熱の球体であり、われわれの住んでいる地球は自転しつつ、その周りをまわっていることを知った。このような知識により、われわれは太陽の運行を説明できる。

このような自然科学の知は、「自分」を環境から切り離して得たものであるから、誰に対しても普遍的に通用する点で、大きい強みを持っている。自然科学の知はどこでも通用する。しかし、ここで一旦切り離した自分を、全体のなかに入れ、自分という存在とのかかわりで考えてみるとどうなるか。なぜ、自分はこのような太陽の運行と関連する地球に住んでいるのか。自分は何のために生きているのか、などと考えはじめるとき、自然科学の知は役に立たない。それは出発の最初から、自分を抜きにして得たものなのだから、当然のことである。太陽の動きや、はたらきは、自分と無関係に説明できる。しかし、他ならぬ自分という存在と、太陽とは、どうかかわるか。

太陽と自分とのかかわりについて、確たる知を持って生きている人たちについて、ユングは彼の自伝のなかで述べている。ユングが旅をしてプエブロ・インディアンを訪ねて行ったときのことである。インディアンたちは、彼らの宗教的儀式や祈りによって、太陽が天空を運行するのを助けていると言うのである。「われわれは世界の屋根に住んでいる人間なのだ。われわれは太陽の息子たち。そしてわれらの宗教によって、われわれは毎日、われらの父が天空を横切る手伝いをしている。それはわれわれのためばかりでなく、全世界のためなんだ」とインディアンの一人は語った。彼らは全世界のため太陽の息子としての勤めを果たしていると確信している。これに対して、ユングは次のように『自伝』の中で述べている。

「そのとき、私は一人一人のインディアンにみられる、静かなたたずまいと『気品』のようなものがなにに由来するのかが分かった。それは太陽の息子ということから生じてくる。彼の生活が宇宙論的意味を帯びているのは、彼が父なる太陽の、つまり生命全体の保護者の、日毎の出没を助けているからである」

インディアンたちは彼らの「神話の知」を生きることによって、ユングが羨望を禁じ得ない「気品」をもって生きている。これに対して、近代人は何とせかせかと生きていることか。近代人は豊かな科学の知と、極めて貧困な精神とをもって生きている。
(出典:河合隼雄『イメージの心理学』)

【設問】
文中の( ① )に当てはまる言葉を、次のA~Eの中から1つ選べ。

例題:

A. 経験

B. 技術

C. 知識

D. 能力

E. 情報

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「自然科学の知」についての言及であるから、最終目標は知である。

長文読解002_3
第一人称の死は、決して体験されたことのない、未知の何ものかである。論理的に知り得ないものである。知り得ないものに対して恐怖はどういう形を取るのか。もちろん、死への恐怖と呼ばれるもののなかには、苦しみへの恐怖、痛みへの恐怖が含まれていることはたしかである。それは死への恐怖というよりは、死に臨んだある苦痛の状態としての生への恐怖である。
死に勝る苦しみ、という表現がある。では死は苦しみの極限としてあるのか。そうではあるまい。苦しむのは生である。苦しみは生きていることの一つの証である。生の状態である。死が生の終わりなら、死は苦しみの終わりでもある。しかし、繰り返すが、私という第一人称にとって、死は、完璧な未知である。本当に死は苦しみの終わりなのかどうか、それを言うことさえ不可能なものとして、死はある。
したがって、いわゆる死への恐怖は、苦しむ生への恐怖を含んでいるにせよ、それだけではあるまい。
生への盲目的な執着が、ヒトが生物であることの明証であるとすれば、死への恐怖はヒトが人間であることの明証であると言えぬだろうか。

 第三人称の死は、私にとって、消滅であり、消失であった。したがって、それは、本当の意味での「死」ではない。自分の前に立ちはだかる未知の深淵としての死の何たるかを知ろうとする、空虚(むな)しい努力のための、何らの糧にもならない。自分の万年筆やハンカチや財布をいくら紛失したとしても、それで自分の死について何か感ずるところがあったとは言えまい。
 そして、第一人称の死、つねに未来形でしかありえないものが、現実化したとき、「私」は誰からも手助けを受けることなく、完全な孤絶のなかで、それを体験することになる。第三人称の死が、「私」とって消滅であるならば、第三者にとって「私」の死は同じように単なる消滅以外のものではありえないだろう。「私」にとって一度も体験したことのない「私の死」を、私は、自分以外の一切の他に対して架すべき何らかの橋堡(きょうほ)もないままに、絶対の弧のうちに、引き受けなければならない。
このとき、それまで陳腐だった第三人称の死の一つずつが、もしかして自分がこれから引き受けようとしている死の先達として、意味をもってくるように思われるかもしれないにせよ、もとよりそれは、空疎な期待にすぎない。
(出典:村上陽一郎『生と死への眼差し』)

【設問】
次の①~④のうち、「私にとっての第三人称の死」を表すものの正しい組み合わせを、A~Eの中から1つ選べ。

①自分以外には架せられないもの
②陳腐なもの
③つねに未来形でしかないもの
④消滅であり消失の過去

例題:

A. ④のみ

B. ②と④

C. ①と②と③

D. ②のみ

E. ①~④全部

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①は、「私の死」についての記述。②は第三人称の死のひとつひとつが陳腐であるとある。③は生きている間に自分の死に直面しないため。④は過去の出来事として経験されることである。したがって、②と④。

長文読解002_2
第一人称の死は、決して体験されたことのない、未知の何ものかである。論理的に知り得ないものである。知り得ないものに対して恐怖はどういう形を取るのか。もちろん、死への恐怖と呼ばれるもののなかには、苦しみへの恐怖、痛みへの恐怖が含まれていることはたしかである。それは死への恐怖というよりは、死に臨んだある苦痛の状態としての生への恐怖である。
死に勝る苦しみ、という表現がある。では死は苦しみの極限としてあるのか。そうではあるまい。苦しむのは生である。苦しみは生きていることの一つの証である。生の状態である。死が生の終わりなら、(イ)死は苦しみの終わりでもある。しかし、繰り返すが、私という第一人称にとって、死は、完璧な未知である。本当に死は苦しみの終わりなのかどうか、それを言うことさえ不可能なものとして、死はある。
したがって、いわゆる死への恐怖は、苦しむ生への恐怖を含んでいるにせよ、それだけではあるまい。
生への盲目的な執着が、ヒトが生物であることの明証であるとすれば、死への恐怖はヒトが人間であることの明証であると言えぬだろうか。

 第三人称の死は、私にとって、消滅であり、消失であった。したがって、それは、本当の意味での「死」ではない。自分の前に立ちはだかる未知の深淵としての死の何たるかを知ろうとする、空虚(むな)しい努力のための、何らの糧にもならない。自分の万年筆やハンカチや財布をいくら紛失したとしても、それで自分の死について何か感ずるところがあったとは言えまい。
 そして、第一人称の死、つねに未来形でしかありえないものが、現実化したとき、「私」は誰からも手助けを受けることなく、完全な孤絶のなかで、それを体験することになる。第三人称の死が、「私」とって消滅であるならば、第三者にとって「私」の死は同じように単なる消滅以外のものではありえないだろう。「私」にとって一度も体験したことのない「私の死」を、私は、自分以外の一切の他に対して架すべき何らかの橋堡(きょうほ)もないままに、絶対の弧のうちに、引き受けなければならない。
このとき、それまで陳腐だった第三人称の死の一つずつが、もしかして自分がこれから引き受けようとしている死の先達として、意味をもってくるように思われるかもしれないにせよ、もとよりそれは、空疎な期待にすぎない。
(出典:村上陽一郎『生と死への眼差し』)

【設問】
(イ)「死は苦しみの終わりでもある」という主張がなぜそのようにいえるのか。A~Eの中から正しいものを1つ選べ。

例題:

A. 死が生きている間は未知のものであり、苦しみの持ちようがないから

B. 生きている間に死への恐怖を感じることで、恐怖心が徐々になくなっていくから

C. 苦しみは生の状態のときに感じるものである。また死が生の終焉ととらえるなら、死によって苦しみは生じ得なくなるから

D. ヒトは生に対する執着を生物と同様に持ち合わせているから

E. 死が未知のものであるため、苦しいものかどうかわかっていないから

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「苦しみは生きていることの一つの証である。」から、生きている状態で苦しみは感じると主張。さらに、死が生の終わりであると考えるなら、生きている状態が終わるため、苦しみが発生することはなくなる。

長文読解002_1
第一人称の死は、決して体験されたことのない、未知の何ものかである。論理的に知り得ないものである。知り得ないものに対して恐怖はどういう形を取るのか。もちろん、死への恐怖と呼ばれるもののなかには、苦しみへの恐怖、痛みへの恐怖が含まれていることはたしかである。それは死への恐怖というよりは、死に臨んだある苦痛の状態としての生への( ① )である。
死に勝る苦しみ、という表現がある。では死は苦しみの極限としてあるのか。そうではあるまい。苦しむのは生である。苦しみは生きていることの一つの証である。生の状態である。死が生の終わりなら、死は苦しみの終わりでもある。しかし、繰り返すが、私という第一人称にとって、死は、完璧な未知である。本当に死は苦しみの終わりなのかどうか、それを言うことさえ不可能なものとして、死はある。
したがって、いわゆる死への恐怖は、苦しむ生への恐怖を含んでいるにせよ、それだけではあるまい。
生への盲目的な執着が、ヒトが生物であることの明証であるとすれば、死への恐怖はヒトが人間であることの明証であると言えぬだろうか。

 第三人称の死は、私にとって、消滅であり、消失であった。したがって、それは、本当の意味での「死」ではない。自分の前に立ちはだかる未知の深淵としての死の何たるかを知ろうとする、空虚(むな)しい努力のための、何らの糧にもならない。自分の万年筆やハンカチや財布をいくら紛失したとしても、それで自分の死について何か感ずるところがあったとは言えまい。
 そして、第一人称の死、つねに未来形でしかありえないものが、現実化したとき、「私」は誰からも手助けを受けることなく、完全な孤絶のなかで、それを( ② )することになる。第三人称の死が、「私」とって消滅であるならば、第三者にとって「私」の死は同じように単なる消滅以外のものではありえないだろう。「私」にとって一度も体験したことのない「私の死」を、私は、自分以外の一切の他に対して架すべき何らかの橋堡(きょうほ)もないままに、絶対の弧のうちに、引き受けなければならない。
このとき、それまで陳腐だった第三人称の死の一つずつが、もしかして自分がこれから引き受けようとしている死の先達として、意味をもってくるように思われるかもしれないにせよ、もとよりそれは、空疎な期待にすぎない。
(出典:村上陽一郎『生と死への眼差し』)

【設問】
文中の( ① )・( ② )に当てはまる言葉を、A~Eの中から1つ選べ。

例題:

( ① )

A. 恐怖

B. 執着

C. 明証

D. 苦しみ

E. 表現


( ② )

A. 消失

B. 恐怖

C. 引き受け

D. 体験

E. 紛失

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( ① )A
「それは死への恐怖というよりは」と対比している。

( ② )D
「私」にとって一度も体験したことのない「私の死」は、生の最後の瞬間に体験することになる。

長文読解001_3
さて、よく言われるように、紙に記された楽譜は、実際の演奏によって音響として実現されない限り、いまだ音楽ではない。存在論的な視点から考えれば、この指摘はまったく正しい。しかしその一方で、作曲家が自らの音楽作品を提示し得るのは、楽譜という形においてでしかない。作曲家は、自分の作品を直に音響として人々に提出することはできないのである(独唱曲や独奏曲の場合ならまだしも、合奏曲であれば、複数の楽器を自分ひとりで操るわけにはいくまい)。作曲家が提示した楽譜は、演奏者によって演奏されて、音楽としての実体を得る。言い換えれば、作曲家が提示するものは、音楽作品そのものであるよりも、むしろ、その音楽作品の「テクスト」なのであって、演奏者は、その「テクスト」を解釈して音響化することで、その音楽作品を実現する。したがって、ある作品は、様々な演奏家によっていろいろな解釈の下で異なって実現され得るが、それらの諸実現がどれも同じひとつの「テクスト」に基づいてなされたものであるが故に、それらはすべて、そのひとつの特定の音楽作品として固定される――ベートーヴェンが作曲した「運命」交響曲は、フルトヴェングラーが演奏しても、ブーレーズが演奏しても、ベートーヴェンという作曲家の「運命」交響曲という作品なのである。

今ここで述べてきたような、音楽の筆記的特性とでも呼び得る性質は、今世紀の前衛音楽によって、単に受け継がれただけでなく、一層推し進められていった。作曲技法における筆記性が強まるだけでなく、同時に、演奏者に「解釈」の自由がほとんど残されていないような「テクスト」が書かれる傾向が促進され、音楽における「テクスト」の優位が絶対視されるようになっていったのである。このような音楽の筆記性は一九五〇年代の前衛音楽でほぼ飽和状態にまで達した――少なくとも、多くの音楽家たちはそう実感していた。そして一九六〇年代後期には、そうした筆記性の飽和への反動として、(ロ)非筆記的な即興演奏へと向かう動きが、突然、急進的な前衛音楽家たちの間に広がり始める。そうした即興演奏とは、正に、演奏する奏者同士の間で行われる音響を媒介とした口述的コミュニケーションを主眼とした音楽である。演奏の現場で直に、演奏に参加している全員によって作られるその音楽には、書き記された「テクスト」といったものは存在せず、したがって、「テクスト」の作者としての「作曲者」というものもない。強いて言えば、そこでの演奏者全員がそのまま同時にその音楽の作曲者であって、その音楽は、つまり、「個人」の名をもっていないのである――音楽は、「無名性」を獲得するのだ。
(出典:近藤譲『音を投げる 作曲思想の射程』)

【設問】
(ロ)非筆記的な即興演奏を表さないものを、次のA~Eから1つ選べ。

例題:

A. 演奏する奏者同士の間で行われる音響を媒体としたコミュニケーション

B. 音楽における「テクスト」の優位の絶対視

C. 筆記性の飽和への反動

D. 「テクスト」といったものは存在しない

E. 「作曲者」というものがない

解説を詳しく見る

A.「テクスト」としての楽譜がないため、奏者とのコミュニケーションによるところが大きい。
B.音楽には「テクスト」が重要であるとする見方。これは即興演奏を意味しない。
C.筆記性に依存した音楽で満ちたため、新しい音楽として即興演奏が生まれた。
D.「テクスト」に頼らない音楽が即興演奏である。
E.作曲者の考えたとおりの演奏ではなく、即興演奏は、そのときの奏者の演奏によるため、作曲者がいるわけではない。

長文読解001_2
さて、よく言われるように、(イ)紙に記された楽譜は、実際の演奏によって音響として実現されない限り、いまだ音楽ではない。存在論的な視点から考えれば、この指摘はまったく正しい。しかしその一方で、作曲家が自らの音楽作品を提示し得るのは、楽譜という形においてでしかない。作曲家は、自分の作品を直に音響として人々に提出することはできないのである(独唱曲や独奏曲の場合ならまだしも、合奏曲であれば、複数の楽器を自分ひとりで操るわけにはいくまい)。作曲家が提示した楽譜は、演奏者によって演奏されて、音楽としての実体を得る。言い換えれば、作曲家が提示するものは、音楽作品そのものであるよりも、むしろ、その音楽作品の「テクスト」なのであって、演奏者は、その「テクスト」を解釈して音響化することで、その音楽作品を実現する。したがって、ある作品は、様々な演奏家によっていろいろな解釈の下で異なって実現され得るが、それらの諸実現がどれも同じひとつの「テクスト」に基づいてなされたものであるが故に、それらはすべて、そのひとつの特定の音楽作品として固定される――ベートーヴェンが作曲した「運命」交響曲は、フルトヴェングラーが演奏しても、ブーレーズが演奏しても、ベートーヴェンという作曲家の「運命」交響曲という作品なのである。

今ここで述べてきたような、音楽の筆記的特性とでも呼び得る性質は、今世紀の前衛音楽によって、単に受け継がれただけでなく、一層推し進められていった。作曲技法における筆記性が強まるだけでなく、同時に、演奏者に「解釈」の自由がほとんど残されていないような「テクスト」が書かれる傾向が促進され、音楽における「テクスト」の優位が絶対視されるようになっていったのである。このような音楽の筆記性は一九五〇年代の前衛音楽でほぼ飽和状態にまで達した――少なくとも、多くの音楽家たちはそう実感していた。そして一九六〇年代後期には、そうした筆記性の飽和への反動として、非筆記的な即興演奏へと向かう動きが、突然、急進的な前衛音楽家たちの間に広がり始める。そうした即興演奏とは、正に、演奏する奏者同士の間で行われる音響を媒介とした口述的コミュニケーションを主眼とした音楽である。演奏の現場で直に、演奏に参加している全員によって作られるその音楽には、書き記された「テクスト」といったものは存在せず、したがって、「テクスト」の作者としての「作曲者」というものもない。強いて言えば、そこでの演奏者全員がそのまま同時にその音楽の作曲者であって、その音楽は、つまり、「個人」の名をもっていないのである――音楽は、「無名性」を獲得するのだ。
(出典:近藤譲『音を投げる 作曲思想の射程』)

【設問】
(イ)「紙に記された楽譜は、実際の演奏によって音響として実現されない限り、いまだ音楽ではない。」であるのはなぜかを表す、次の文章の(  )に適する言葉の正しい組み合わせはどれか。

作曲家が提示する楽譜は、そのままでは音楽作品の「テクスト」に過ぎず、演奏者によって解釈され音響化され(  )を得ることで、はじめて音楽作品になるということ。

例題:

A. 現実

B. 実物

C. 実写

D. 事実

E. 実体

解説を詳しく見る

「テクスト」としての楽譜があることで、演奏する方法を実現できる。楽譜はあくまでもその方法を示すものであり、奏者が実際に音楽を奏でることによって、その音楽が実際の形となる。したがって最も当てはまるのは「実体」である。

長文読解001_1
さて、よく言われるように、紙に記された楽譜は、実際の演奏によって音響として実現されない限り、いまだ音楽ではない。存在論的な視点から考えれば、この指摘はまったく正しい。しかしその一方で、作曲家が自らの音楽作品を提示し得るのは、楽譜という形においてでしかない。作曲家は、自分の作品を直に音響として人々に提出することはできないのである(独唱曲や独奏曲の場合ならまだしも、合奏曲であれば、複数の楽器を自分ひとりで操るわけにはいくまい)。作曲家が提示した楽譜は、演奏者によって演奏されて、音楽としての実体を得る。言い換えれば、作曲家が提示するものは、音楽作品そのものであるよりも、むしろ、その音楽作品の「テクスト」なのであって、演奏者は、その「テクスト」を解釈して音響化することで、その音楽作品を実現する。したがって、ある作品は、様々な演奏家によっていろいろな解釈の下で異なって実現され得るが、それらの諸実現がどれも同じひとつの「テクスト」に基づいてなされたものであるが故に、それらはすべて、そのひとつの特定の音楽作品として固定される――ベートーヴェンが作曲した「運命」交響曲は、フルトヴェングラーが演奏しても、ブーレーズが演奏しても、ベートーヴェンという作曲家の「運命」交響曲という作品なのである。

今ここで述べてきたような、音楽の筆記的特性とでも呼び得る性質は、今世紀の前衛音楽によって、単に受け継がれただけでなく、一層推し進められていった。作曲技法における筆記性が強まるだけでなく、同時に、演奏者に「解釈」の自由がほとんど残されていないような「テクスト」が書かれる傾向が促進され、音楽における「テクスト」の優位が絶対視されるようになっていったのである。このような音楽の筆記性は一九五〇年代の前衛音楽でほぼ飽和状態にまで達した――少なくとも、多くの音楽家たちはそう実感していた。そして一九六〇年代後期には、そうした筆記性の飽和への反動として、非筆記的な即興演奏へと向かう動きが、突然、急進的な前衛音楽家たちの間に広がり始める。そうした即興演奏とは、正に、演奏する奏者同士の間で行われる音響を媒介とした( ① )コミュニケーションを主眼とした音楽である。演奏の現場で直に、演奏に参加している全員によって作られるその音楽には、書き記された「テクスト」といったものは存在せず、したがって、「テクスト」の作者としての「作曲者」というものもない。強いて言えば、そこでの演奏者全員がそのまま同時にその音楽の作曲者であって、その音楽は、つまり、「個人」の名をもっていないのである――音楽は、「( ② )」を獲得するのだ。
(出典:近藤譲『音を投げる 作曲思想の射程』)

【設問】
文中の( ① )・( ② )に当てはまる言葉の組み合わせで正しいものを選べ。

例題:

A. ①筆記的 ②無名性

B. ①記録的 ②有名性

C. ①筆記的 ②有名性

D. ①口述的 ②無名性

E. ①口述的 ②有名性

解説を詳しく見る

①即興演奏は非筆記的である。
②テクストが存在しない中での音楽は、誰かが作曲・演奏したとおりにする必要はなく、あくまでも演奏者のその時の演奏が全てである。よって無名性の音楽といえる。

空欄補充011
文中の空欄に入る最も適切なものを選びなさい。

ところで覆面というのは、自分の顔を覆って、( 1 )を隠したまま、他者を見るための装具である。私を他者の視線から遮る一枚の布によって、その布の両側にいる二人の人間が、見るが見られない人と、見られるが見返せない人とに分割される。覆面越しに見られた人は、見る人の( 2 )を確認できても、それが誰であるかを突き止めることはできないのだ。

例題:

A. 1.名前 2.性別 

B. 1.目  2.性別

C. 1.目  2.声

D. 1.素性 2.声

E. 1.素性 2.存在

F. 1.名前 2.存在

解説を詳しく見る

名前はどこにも登場しない。覆面はむしろ視界は確保する必要があるため、目を覆うことは不可能である。また、覆面越しに見られた人は、顔はわからなくとも、そこに人がいるということは認知できる。

空欄補充010
文中の空欄に入る最も適切なものを選びなさい。

これだけ苦労しても、書いた文章に言葉の( 1 )はまだあるもので、それを削る。単語に関していえば、( 2 )になりがちな語の筆頭は形容詞と( 2 )、とくに( 2 )で、中でも「たいへん」とか「非常に」とかいうのは、ほとんどの場合捨てることができる。こうして言葉を削って、このことについてこれだけの字数で言うにはこう書くほかは書きようがない、というところまでもっていく、つまり抜き差しならぬ文章を仕上げる。

例題:

A. 1.むだ  2.形容動詞

B. 1.むだ  2.副詞

C. 1.間違い 2.助動詞

D. 1.間違い 2.副詞

E. 1.誤用  2.助動詞

F. 1.誤用  2.形容動詞

解説を詳しく見る

間違いや誤用であれば「訂正」や「修正」になるのであって、削ることはない。また、「たいへん」や「非常に」は動詞を修飾するので副詞である。

空欄補充009
文中の空欄に入る最も適切なものを選びなさい。

見習いの機能が生きていた時代には、大人は、たとえ子供を理解しないままでも、( 1 )を養成することができた。それとは対照的に、近代の学校教師は、子どもを( 2 )に育てあげる能力をほとんど失ったにもかかわらず、いや失ったがゆえに、子どもへの理解を無限に強いられる。

例題:

A. 1.後継者 2.教師

B. 1.指導者 2.教師

C. 1.後継者 2.社会人

D. 1.指導者 2.社会人

E. 1.後継者 2.職人

F. 1.指導者 2.職人

解説を詳しく見る

見習いが存在していた時代の場合は、次に続く職人を育成していた。また、現代は学校の教師は、子どもを社会人に育てるべく、さまざまな知識などを教えようとするが、さまざまな課題を抱えている。

空欄補充008
文中の空欄に入る最も適切なものを選びなさい。

伝統に歴史は必要であるとしても、歴史はそのまま伝統ではない。単に無意識のまま受け伝えられてきたものは、( 1 )と呼ばれるにさわしいものであって、まだ( 2 )ではない。( 2 )は、それと意識されることによって初めて( 2 )となる。古くから伝えられてきたものが一つのモデルないしは手本として意識された時に( 2 )というものになるのである。

例題:

A. 1.伝承  2.文化

B. 1.伝統  2.文化

C. 1.伝承  2.芸術

D. 1.伝統  2.芸術

E. 1.伝統  2.歴史

F. 1.伝承  2.伝統

解説を詳しく見る

単純に伝えるだけでは「伝承」であり、それを守る価値を見出し、強い意識をもって後世にも伝えようとしたときにそれははじめて伝統となる。

空欄補充007
文中の空欄に入る最も適切なものを選びなさい。

多くの論者が指摘しているように、ディズニーランドという空間の顕著な特徴は、それが、完璧に( 1 )された空間であって、( 2 )な内部を形成している、ということである。ディズニーランドは、外的空間から効果的に遮断されているだけではなく、まさに遮断されているという事実からも遮断されている。

例題:

A. 1.遮蔽 2.自立的

B. 1.開放 2.自立的

C. 1.遮蔽 2.幻想的

D. 1.開放 2.幻想的

E. 1.遮蔽 2.虚構的

F. 1.開放 2.虚構的

解説を詳しく見る

ディズニーランドは遮断されているという主張が後半で出てくる。また、遮断されるために、訪れた人々は外側の世界を意識することなく、ディズニーランド独自の世界観を楽しめる。その世界観で完結できるところが特徴である。

空欄補充006
文中の空欄に入る最も適切なものを選びなさい。

私たちの「運命への関心」は、科学が発達したからといって消え去りはしない。この関心に対しては確率論も無力である。確率的な予測は、( 1 )の観測を仮定してはじめて成り立つ。しかし人生において私たちは決して( 1 )のトライアルを許されてはいない。むしろ特定のただ一回のトライアルが問題なのだ。その( 2 )の挑戦でどの目が出るか、そこにすべての運命がかかっている。

例題:

A. 1.無限回 2.積み重ね

B. 1.計算上 2.一回限り

C. 1.一回  2.無限回

D. 1.無限回 2.一回限り

E. 1.一回  2.積み重ね

F. 1.計算上 2.無限回

解説を詳しく見る

確率は、少数回の試行では、そのときの偶然に左右されるため、試行は無限回に近づけるほど、計算上の確率に近づくことが知られている。しかし、実際の人生における出来事は、無限回の試行はできないし、むしろたった一回のイレギュラーで事態は大きく変わってしまうものだ。

空欄補充005
文中の空欄に入る最も適切なものを選びなさい。

その技術には(  )的な人が多かった。

例題:

A. 懐疑

B. 疑念

C. 疑惑

D. 質疑

E. 疑問

解説を詳しく見る

それが本当か疑わしいこと。後ろに「的」がつくのは懐疑のみ。

空欄補充004
文中の空欄に入る最も適切なものを選びなさい。

ニュースを見て、事故に遭った人の(  )を気遣う

例題:

A. 安堵

B. 安心

C. 安全

D. 安否

E. 安息

解説を詳しく見る

「安否」は無事かどうかという意味。「安全」も近いが、「気遣う」につなげることを見れば、安否がより適している。

空欄補充003
文中の空欄に入る最も適切なものを選びなさい。

うがいの(  )が風邪の予防になる。

例題:

A. 奨励

B. 遵守

C. 激励

D. 敢行

解説を詳しく見る

「奨励」は人にすすめること。「遵守」は決まりや法令などを守るという意味であり、習慣に対しては用いない。「敢行」は思い切って行動すること。「慣行」であれば( )に適切なことばとなっていた。

空欄補充002
文中の空欄に入る最も適切なものを選びなさい。

彼の熱いスピーチに、私は深く(  )を受けた。

例題:

A. 感動

B. 感心

C. 感銘

D. 琴線

E. 感慨

解説を詳しく見る

一般的には「感動する」「感動を覚える」「感心する」「琴線に触れる」「感慨にふける」を使う。

空欄補充001
文中の空欄に入る最も適切なものを選びなさい。

彼は、常に(  ) を忘れず、周囲に親切に接していた。

例題:

A. 礼節

B. 礼儀

C. 礼貌

D. 所作

E. 作法

解説を詳しく見る

「忘れない」に続く言葉は「礼節」。礼儀は「礼儀正しい」というのが一般的。

文章の整序010
つぎのアからオを意味が通るように並び替えたとき、2番目と3番目にくる文の組み合わせを選びなさい。

ア 「非科学的」「非合理的」ということで
イ 古来からある神話や昔話を
ウ その意義を見直してみることが必要であろう
エ その本来の目的に沿った形で
オ 簡単に排斥するのではなく

例題:

A. オとエ

B. アとオ

C. ウとエ

D. オとイ

E. アとウ

解説を詳しく見る

「~するのではなく」「~してみることが必要であろう」の流れを作るとよい。イ→ア→オは自然に作ることができる。ウやエの「その」という指示語は文の後半で使用する事が多い。それにより、イアオエウとなる。

文章の整序009
つぎのアからオを意味が通るように並び替えたとき、2番目と3番目にくる文の組み合わせを選びなさい。

ア その仕事を見習いながら
イ それぞれの仕事が行われている現場において
ウ 産業革命以前の大部分の子どもは、学校においてではなく
エ 一人前の大人となった
オ 親か親代わりの大人の仕事の後継者として

例題:

A. イとエ

B. ウとイ

C. オとウ

D. アとオ

E. イとオ

解説を詳しく見る

主語は「産業革命以前の大部分の子ども」、述語は「一人前の大人となった」。「学校においてではなく」の後に、それを否定する異なった部分が入る。学校を否定するため、同じく場所について言及をしていることからウ→イとなる。これらのことから、ウイオアエとなる。

文章の整序008
つぎのアからオを意味が通るように並び替えたとき、2番目と3番目にくる文の組み合わせを選びなさい。

ア この小説が、抵抗運動についてだけ書かれたものだったら
イ 目のさめる思いであの本を読んだのは
ウ 根本のところで提示されているように思えたからだった
エ たぶん、あれほど私たちを興奮させはしなかっただろう
オ そこに「人間らしく生きる」とはなにかという問題が

例題:

A. エとイ

B. ウとア

C. エとオ

D. ウとエ

E. イとオ

解説を詳しく見る

アは「だったら」と仮定を意味する言葉で終わっており、エの「だろう」と呼応している。さらに、ウは「思えたからだった」と、動作の理由を示している。それがイの理由と考えられる。したがって、アエイオウとなる。

文章の整序007
つぎのアからオを意味が通るように並び替えたとき、2番目と3番目にくる文の組み合わせを選びなさい。

ア 草花にとまっているときは
イ 曲線的にゆらゆら飛ぶ蝶は
ウ 用心しなければならない
エ 鳥に空中でやすやすと捕らえられることはないというが
オ 飛ぶ方向を急には変えることのできない

例題:

A. オとエ

B. ウとア

C. アとウ

D. オとア

E. ウとイ

解説を詳しく見る

「というが」という逆説があるので、エの後ろにはその逆の主張が入る。また「捕らえられることはない」の反対の表現が「用心しなければならない」となるため、エの後ろにウがくる。またその主語は「蝶」であるため、先頭はイ。これらのことから、イ→エ→ア→ウの流れはつかめる。さらにオの「急には変えることのできない」の主体が蝶であるならば、「変えることは(が)できない」となるため、オの直後にはそれを指す名詞が来る。したがって、イオエアウとなる。

文章の整序006
つぎのアからオを意味が通るように並び替えたとき、2番目と3番目にくる文の組み合わせを選びなさい。

ア 必ずしも科学への疑いや不信の表現ではない
イ そのうえに栄えているものだ
ウ むしろ暗黙の科学信仰を前提とし
エ オカルティズムの流行は
オ とくに都市的な大衆文化としてのそれは

例題:

A. ウとア

B. ウとイ

C. エとオ

D. アとオ

E. エとイ

解説を詳しく見る

文の書き出しの主語として考えられるのは、「オカルティズムの流行」か「都市的な大衆文化としてのそれ」に絞られるが、「とくに」という接続詞を考えると、前者が文の最初の主語であると判断できる。そうすれば、エ→アの流れが考えられる。そうすれば、都市的な大衆文化としての「それ」は、オカルティズムの流行を指し、その説明がウおよびイとなるため、エアオウイとなる。

文章の整序005
つぎのアからオを意味が通るように並び替えたとき、2番目と3番目にくる文の組み合わせを選びなさい。

ア その体系は、むろん
イ ないし解釈の体系が要請される
ウ 科学の体系とは別に
エ 私たちへの運命への関心に対応する説明
オ 科学的な因果分析とはちがった観点を採用する

例題:

A. イとア

B. エとイ

C. ウとオ

D. アとエ

E. エとウ

解説を詳しく見る

「その体系」は「体系」を受けているため、アはウの後ろだが直結はしない。次に「ないし」は並列の意味があるため、「解釈の体系」という名詞が「ないし」の前に来るため、エ→イとなる。そのため、ウエイアオとなる。

文章の整序004
AからEの文を[1]から[5]に入れて文の意味が通るようにしたとき、[4]に当てはまるものを選びなさい。

われわれは[1][2][3][4][5]いわばクセになっている。

A その「原因」を探して説明し理解しようとする

B 「結果」は必ず「原因」をもつと確信し

C なにか出来事が生じると

D 原因と結果をつないで

E 連続的に歴史をつくるのが

例題:

A. A

B. B

C. C

D. D

E. E

解説を詳しく見る

この文も2つの文からなると考えられる。1文目の最後がAであるが、Aの先頭の「その」が指すものが頭にあるはずなので、それをCと考える。また、「原因」と「結果」との折り合いをつける作業の説明が、B→Dと続くことがわかる。さらにその結末はEであるので、正しい順番は、CABDEである。

文章の整序003
AからEの文を[1]から[5]に入れて文の意味が通るようにしたとき、[4]に当てはまるものを選びなさい。

古代エジプト人たちは[1][2][3][4][5]描かれているのである。

A しかもその横顔には

B ほとんど三千年ものあいだ

C ご丁寧に正面から見た眼が

D 顔と下半身は横向きで上半身は正面向きという

E われわれから見れば不自然な人間像を描き続けた

例題:

A. A

B. B

C. C

D. D

E. E

解説を詳しく見る

Eの「われわれから見れば不自然な人間像」とは、Dの内容を指すことがわかる。そうすると、D→Eの流れができ、ここで1つの文が終止する。そして、Aの「しかも」は、全文を受ける形が自然であるため、2つ目の文に入れるのが自然。そうすれば、Cが最後となる。さらに残ったBは先頭に来るのが最も良い。したがって、正しい順番は、BDEACである。

文章の整序002
AからEの文を[1]から[5]に入れて文の意味が通るようにしたとき、[4]に当てはまるものを選びなさい。

どの項目についても[1][2][3][4][5]決めることになる。

A まずはじめに

B これは何を書かずにおくかということと裏腹の課題で

C これだけはぜひ言わなければならないことは何かを

D 何を書くかを決めるわけだが

E 実際には、どんなに手短に言うにしても

例題:

A. A

B. B

C. C

D. D

E. E

解説を詳しく見る

BとDの主張が逆になっているのを「裏腹」と表現しているので、D→Bの流れを作る。しかもこれはまずはじめに行う作業であり、先頭がAとなる。次に、最後の部分の接続を考えると、Cが最後に来る。したがって、正しい順番は、ADBECである。

文章の整序001
AからEの文を[1]から[5]に入れて文の意味が通るようにしたとき、[4]に当てはまるものを選びなさい。

古くから伝えられてきて[1][2][3][4][5]時である。

A それが失われた時か

B あるいは少なくとも失われようという

C ほとんど生活の一部となっているものが

D 危険にさらされている

E あらためて強く意識されるのは

例題:

A. A

B. B

C. C

D. D

E. E

解説を詳しく見る

「~する時か~する時である」という2つの並列した構造を基本に作ると良い。[5]は「時」に接続する部分を選ばなければならないので、BかD。ただ、B→Dの流れが作れる。一方主語はEの部分である。ただし、先頭の文の直後にはEは合わないので、最初にCをいれると良い。したがって、正しい順番は、CEABDである。

語句の用法010
問題文の末尾について、選択肢に近い意味で使われているものを1つ選びなさい。

彼は計画を立てるのが得意だ

例題:

A. この機械は使用するのが複雑だ

B. 私は早起きするのが苦手だ

C. 彼女は約束を守るのが一貫している

D. その店は値段が高い

E. この問題は解決するのが時間がかかる

解説を詳しく見る

「~するのが~だ」は能力や特性を表す用法ですが、この文脈では「得意」という特性に対して、「複雑」という特性が言及されています。したがって、Aが最適な選択肢です。Bは「苦手」という逆の特性を示しており、C、D、Eは文脈に合っていない表現です。

語句の用法009
問題文の末尾について、選択肢に近い意味で使われているものを1つ選びなさい。

彼はスポーツをするのが楽しい

例題:

A. この本は有名だ

B. 彼女は絵を描くのが得意だ

C. 今日の会議は重要だ

D. 私は旅行が好きだ

E. その映画は感動的だ

解説を詳しく見る

この文では、「~するのが~だ」という表現は、特定の行動や趣味を表現しています。他の選択肢は文脈に合っていません。

語句の用法008
問題文の末尾について、選択肢に近い意味で使われているものを1つ選びなさい。

彼女はコミュニケーションをとるのがうまい

例題:

A. この問題は難しい

B. 彼は音楽を楽しむ

C. 今日の天気は晴れだ

D. 私は読書が好きだ

E. その映画は面白かった

解説を詳しく見る

この文では、「~するのが~だ」という表現は、特定の行動や能力を表現しています。他の選択肢は文脈に合っていません。

語句の用法007
問題文の末尾について、選択肢に近い意味で使われているものを1つ選びなさい。

彼は人々を励ますのが上手だ

例題:

A. その本は面白い

B. 彼女は音楽が好きだ

C. 今日の仕事は忙しい

D. 私は料理が得意だ

E. この映画は感動的だ

解説を詳しく見る

この文では、「~するのが~だ」という表現は、特定の行動や能力を表現しています。他の選択肢は文脈に合っていません。

語句の用法006
問題文の末尾について、選択肢に近い意味で使われているものを1つ選びなさい。

彼はチームで協力するのが重要だと言った

例題:

A. この問題は難しい

B. 彼女は言葉が上手だ

C. 今日の天気は晴れだ

D. 私は読書が好きだ

E. その映画は興奮させる

解説を詳しく見る

この文では、「~するのが~だ」という表現は、特定の行為や行動の重要性を表現しています。他の選択肢は文脈に合っていません。

語句の用法005
問題文の末尾について、選択肢に近い意味で使われているものを1つ選びなさい。

彼は料理を作るのが上手だ

例題:

A. この本は有名だ

B. 彼女はスポーツが得意だ

C. 今日の会議は重要だ

D. その映画は感動的だ

E. 私は音楽を楽しむ

解説を詳しく見る

この文では、「~するのが~だ」は特定の行為に対する特性や能力を表現しています。他の選択肢は文脈に合っていません。

語句の用法004
問題文の末尾について、選択肢に近い意味で使われているものを1つ選びなさい。

彼はプログラミングを学ぶのが努力家だ

例題:

A. この映画は感動的だ

B. 彼女は絵を描くのが得意だ

C. その店は高級だ

D. 私は旅行が楽しい

E. 今日の仕事は忙しい

解説を詳しく見る

この文では、「~するのが~だ」は特定の行為に対する特性や能力を表現しています。他の選択肢は文脈に合っていません。

語句の用法003
問題文の末尾について、選択肢に近い意味で使われているものを1つ選びなさい。

この子供は数学を学ぶのが楽しい

例題:

A. 彼は料理が上手だ

B. その本は有名だ

C. 彼女は音楽が好きだ

D. 今日の天気は悪い

E. 私は旅行が好き

解説を詳しく見る

この文では、「~するのが~だ」は特定の行為に対する楽しみや好みを表現しています。他の選択肢は文脈に合っていません。

語句の用法002
問題文の末尾について、選択肢に近い意味で使われているものを1つ選びなさい。

彼は新しい言語を学ぶのが速い

例題:

A. この料理は美味しい

B. 彼女はスポーツが得意だ

C. 今日の会議は重要だ

D. その映画は面白かった

E. 私は音楽を楽しむ

解説を詳しく見る

この文では、「~するのが~だ」は特定の行為に対する能力を表現しています。他の選択肢は文脈に合っていません。

語句の用法001
問題文の末尾について、選択肢に近い意味で使われているものを1つ選びなさい。

彼女は詩を書くのが情熱だ

例題:

A. 彼は絵を描くのが趣味だ

B. その映画は感動的だった

C. この本は面白い内容だ

D. 私は音楽を聴くのが好きだ

E. 今日の天気は良い

解説を詳しく見る

この文では、「~するのが~だ」は特定の行為に対する情熱や趣味を表現しています。他の選択肢は文脈に合っていません。

語句の意味011
次の言葉と、意味が合致するものを1つ選びなさい。

急に起きる変動・大事件。 また、突然うけた衝撃

例題:

A. 青天の霹靂

B. 隣の芝生は青く見える

C. 青は藍より出でて藍より青し

D. 青菜に塩

E. 出藍の誉れ

解説を詳しく見る

用例:彼の人事の話は、まさに青天の霹靂だった。

隣の芝生は青く見える→他人が持っているものがやたらと良く見えてしまうこと
青は藍より出でて藍より青し→教えを受けた人が教えた人より優れること
青菜に塩→すっかり生気をなくして、ぐったりしているさま
出藍の誉れ→弟子が師匠の学識や技量を越えること

語句の意味010
次の言葉と、意味が合致するものを1つ選びなさい。

恵みの雨

例題:

A. 五月雨

B. 時雨

C. 慈雨

D. 氷雨

E. 霙(みぞれ)

解説を詳しく見る

用例:難民にとって国連の救援物資は干天の慈雨だった

五月雨→旧暦5月ごろに降る長雨
時雨→秋の末から冬の初めごろに、降ったりやんだりする小雨
氷雨→雹(ひょう)や霰(あられ)のこと
霙→雨と雪が混ざって降る気象現象

語句の意味009
次の言葉と、意味が合致するものを1つ選びなさい。

その人の根本の心構え。心の持ち方

例題:

A. 品性

B. 気性

C. 持ち前

D. 性根

E. キャラクター

解説を詳しく見る

用例:彼は性根が正直だ。

品性→人格や性格など、人の内面にある品
気性→生まれつきの気質・性格のこと
持ち前→その身にもともと備わっているもの
キャラクター→性格。人格。その人の持ち味

語句の意味008
次の言葉と、意味が合致するものを1つ選びなさい。

勢いよく進むさま

例題:

A. 風を切る

B. 切りを付ける

C. 口火を切る

D. 啖呵を切る

E. 見得を切る

解説を詳しく見る

用例:風を切るように、颯爽と歩き去る。

切りを付ける→一段落させること
口火を切る→人々の先頭を切って物事を始めること
啖呵を切る→歯切れのよい言葉でまくし立てること
見得を切る→大げさな言動をとって、自分の自信のほどを強調すること

語句の意味007
次の言葉と、意味が合致するものを1つ選びなさい。

特定の人物をひいきすること。力を貸すこと

例題:

A. 肩入れする

B. 助け舟を出す

C. 後ろ盾となる

D. 追い風が吹く

E. 一肌脱ぐ

解説を詳しく見る

用例:弱い立場の人に肩入れする

助け舟を出す→人が困っているときに力を貸して助けること
後ろ盾となる→かげにいて助けること
追い風が吹く→状況が有利に進展していること
一肌脱ぐ→誰かのために労力を惜しまずに手助けをすること

語句の意味006
次の言葉と、意味が合致するものを1つ選びなさい。

かざりけがなく正直なこと

例題:

A. 単刀直入

B. 愚直

C. ひたむき

D. 実直

E. 率直

解説を詳しく見る

用例:自分が思っていることを率直に言う

単刀直入→前置きなしにいきなり本題に入ること
愚直→知恵がなく正直一途で、臨機応変の才がないこと
ひたむき→一つの物事だけに心を向けているさま
実直→誠実でかげひなたのないこと

語句の意味005
次の言葉と、意味が合致するものを1つ選びなさい。

完全に緊張感がなくなり、思考停止の状態になること

例題:

A. 魔が差す

B. 緊張が解ける

C. 緊張の糸が切れる

D. ぬるま湯につかる

E. うかうかする

解説を詳しく見る

用例:あまりのプレッシャーで緊張の糸が切れてしまった。

魔が差す→思いもよらない出来心を起こす
緊張が解ける→不安に感じていた物事が解決すること
ぬるま湯につかる→安楽な現状に甘んじて、呑気に過ごす
うかうかする→不注意でぼんやりしているさま

語句の意味004
次の言葉と、意味が合致するものを1つ選びなさい。

両頬をぷくっとふくらませた、不平そうな顔つき

例題:

A. 浮かない顔

B. 膨れっ面

C. しかめっ面

D. 素知らぬ顔

E. 不承顔

解説を詳しく見る

用例:親の注意で、その子は膨れっ面をした

浮かない顔→心配事などがあって、晴れ晴れしない顔つき
しかめっ面→不快そうな顔つき
素知らぬ顔→知っていながら、知らないふりをする顔つき
不承顔→気が進まない顔つき

語句の意味003
次の言葉と、意味が合致するものを1つ選びなさい。

主に主食を指す、エネルギー源としての資源的な食べ物

例題:

A. 食品

B. 食料

C. 食材

D. 食事

E. 食糧

解説を詳しく見る

用例:今年は食糧不足が問題になった。

食品→人間が日常的に食物として摂取するものの総称
食料→食物の原材料。食用にするもの。
食材→料理を作るための、素材となる食べ物
食事→日々習慣的に何かを食べること

語句の意味002
次の言葉と、意味が合致するものを1つ選びなさい。

同じ思想や考え方によって築かれた友

例題:

A. 知己

B. 友人

C. 水魚の交わり

D. 同志

E. 竹馬の友

解説を詳しく見る

用例:同志の助けを得て乗り越える

知己→自分をよく理解してくれる友人や親友
友人→いつも親しくつきあっている人
水魚の交わり→たいへんに親密な友との関係
竹馬の友→幼友達

語句の意味001
次の言葉と、意味が合致するものを1つ選びなさい。

進行していた計画や物事が途中で行き詰り、だめになること

例題:

A. 頓挫

B. 失敗

C. 逆効果

D. 徒労

E. 粗相

解説を詳しく見る

用例:会社の計画が頓挫してしまった。

失敗→うまくいかなくなること
逆効果→行ったことが狙ったことと逆の結果に終わってしまうこと
徒労→やってきた苦労が無駄に終わること
粗相→不注意や軽率さから過ちを犯すこと

二語の関係022
犬:ダックスフンド
猫:(  )

例題:

A. チワワ

B. プードル

C. マルチーズ

D. アメリカンショートヘア

E. レトリバー

解説を詳しく見る

ダックスフンドは犬の一種。同様にアメリカンショートヘアは猫の一種。

二語の関係021
日本:自由民主党
アメリカ:(  )

例題:

A. 共産党

B. 民主党

C. 維新の会

D. 公明党

E. 社民党

解説を詳しく見る

自由民主党は日本の政党。同様に民主党はアメリカの政党。

二語の関係020
病気:がん
腸:(  )

例題:

A. 直腸がん

B. 臓器

C. 腸内環境

D. 消化器

E. 大腸

解説を詳しく見る

がんは病気の一部。同様に大腸は腸の一部。

二語の関係019
オーストリア:モーツァルト
ドイツ:(  )

例題:

A. プッチーニ

B. チャイコフスキー

C. ヘンデル

D. ベートーヴェン

E. ドビュッシー

解説を詳しく見る

モーツァルトはオーストリア出身の作曲家。同様にベートーヴェンはドイツ出身の作曲家。

二語の関係018
やまいだれ:病
まだれ:(  )

例題:

A. 原

B. 尾

C. 店

D. 扉

E. 虎

解説を詳しく見る

「病」はやまいだれの漢字。同様に「店」はまだれの漢字。

二語の関係017
動物:爬虫類
鳥:(  )

例題:

A. 猛禽類

B. 哺乳動物

C. 両生類

D. 昆虫

E. 魚類

解説を詳しく見る

爬虫類は動物の一分類。同様に鳥も動物の一分類。

二語の関係016
15世紀:応仁の乱
17世紀:(  )

例題:

A. 関ヶ原の戦い

B. 本能寺の変

C. 承久の乱

D. 戊辰戦争

E. 天草・島原の乱

解説を詳しく見る

応仁の乱は15世紀の出来事のひとつ。同様に天草・島原の乱は17世紀の出来事のひとつ。

二語の関係015
ベネルクス三国:オランダ
バルト三国:(  )

例題:

A. アルメニア

B. エストニア

C. エリトリア

D. アルバニア

E. ルーマニア

解説を詳しく見る

オランダはベネルクス三国に属する国。同様にエストニアはバルト三国に属する国。

二語の関係014
二等辺三角形:正三角形
平行四辺形:(  )

例題:

A. 台形

B. 直方体

C. 立方体

D. ひし形

E. 正六角形

解説を詳しく見る

正三角形は二等辺三角形の一分類。同様にひし形も平行四辺形の一分類。

二語の関係013
宝石:ダイヤモンド
花:(  )

例題:

A. バラ

B. 芝

C. ミジンコ

D. ミカヅキモ

E. シダ

解説を詳しく見る

ダイヤモンドは宝石の一種。同様に花においてはバラがその一種。

二語の関係012
動物:哺乳類
植物:(  )

例題:

A. 魚類

B. 昆虫

C. 藻類

D. 菌類

E. 節足動物

解説を詳しく見る

哺乳類は動物の一群。同様に藻類は植物の一群。

二語の関係011
コンピュータ:セキュリティソフト
家:(  )

例題:

A. 鍵

B. サイレン

C. カーテン

D. センサー

E. インターホン

解説を詳しく見る

セキュリティソフトはコンピュータを守る役目。同様に鍵は家を守る役目。

二語の関係010
雨:傘
日差し:(  )

例題:

A. サンダル

B. ビーチボール

C. クーラーバッグ

D. サングラス

E. ハット

解説を詳しく見る

傘は雨を防ぐ役目。同様にサングラスは日差しを防ぐ役目。

二語の関係009
飲み物:カップ
ソフトクリーム:(  )

例題:

A. スプーン

B. コーン

C. ナフキン

D. フォーク

E. カフェテリア

解説を詳しく見る

カップは飲み物を飲む役目。同様にコーンはソフトクリームを食べやすくする役目。

二語の関係008
コンピュータ:ハードウェア
プログラミング:(  )

例題:

A. コーディングスキル

B. デバッガ

C. コンパイラ

D. アルゴリズム

E. プログラミング言語

解説を詳しく見る

コンピュータにはハードウェアが必要。同様にプログラミングにはプログラミング言語が必要。

二語の関係007
旅行:航空券
映画:(  )

例題:

A. カメラ

B. チケット

C. ポップコーン

D. 予約

E. 上映時間

解説を詳しく見る

航空券は旅行の役目。同様にチケットは映画を見るための役目。

二語の関係006
教育:教師
スポーツ:(  )

例題:

A. マネージャー

B. 選手

C. ファン

D. 審判

E. コーチ

解説を詳しく見る

教師は教育の役目。同様にコーチはスポーツをする役目。

二語の関係005
映画:役者
オペラ:(  )

例題:

A. 指揮者

B. 舞台装置

C. 作曲家

D. 歌手

E. 演出家

解説を詳しく見る

映画には役者が出演します。同様に、オペラには歌手が出演します。

二語の関係004
花瓶:花
展示:(  )

例題:

A. 作品

B. 入場券

C. ガラスケース

D. クレート

E. パンフレット

解説を詳しく見る

花瓶は花を飾る役目。同様に展示は作品を発表する役目。

二語の関係003
学習:教科書
運動:(  )

例題:

A. スポーツドリンク

B. スニーカー

C. ユニフォーム

D. グローブ

E. クラブ活動

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教科書は学習の役目。同様にユニフォームは運動の役目。

二語の関係002
通信:メール
送金:(  )

例題:

A. 銀行

B. 通帳

C. 金利

D. 貯金

E. 通貨

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通信はメールの役目。同様に送金は銀行の役目。

二語の関係001
通信:電話
運転:(  )

例題:

A. 道路

B. 自動車

C. 速度

D. 交通事故

E. 駐車場

解説を詳しく見る

通信は電話の役目。同様に運転は自動車の役目。