これについて次のことが分かっている。
Ⅰ P含めてちょうど3人が同じ点数で、他の2人は点数が同じだった。
Ⅱ PとSの平均点は7.5点であった。
Ⅲ PとQとRとSの4人の平均点は7.5点であった。
4人の点数すべてが確定するには、Ⅰ~Ⅲのほか、次のア、イ、ウのうちどれが加わればよいか。正しい組み合わせを選べ。ただし、点数確定に必要のない情報は含めてはいけない。
ア PとTの点数は等しい。
イ PとQの点数は等しい。
ウ Tの点数は8点だった。
例題:
A. アだけ
B. イだけ
C. ウだけ
D. アとイ
E. アとウ
F. イとウ
G. アとイとウ
H. 正しい推論はない
P+S=15、P+Q+R+S=30と分かる。これより、Q+R=15。
点数は整数なので2人の合計点が奇数のものは点数が異なる。
よって、PとS、QとRは点数が異なる。
これより、PとTは同じ点数であり、QとRのどちらかとも点数が等しいことが分かる。
ア:この情報は問題文の時点で分かっている。
イ:これより、P=Q=T、R=Sが分かる。
ウ:P=Q=T=8、R=S=7と分かる。
以上より、イとウが分かれば点数が確定する。
Ⅰ Pの身長はQとSの平均よりも高い。
Ⅱ RはSよりも背が低い。
Ⅲ SはQよりも背が高い。
このとき、必ず正しいといえる推論の組み合わせはどれか。
ア 最も身長が低いはのRである。
イ 最も身長が高いのはPである
ウ Rの身長はPよりも低い。
例題:
A. アだけ
B. イだけ
C. ウだけ
D. アとイ
E. アとウ
F. イとウ
G. アとイとウ
H. 正しい推論はない
P×2>Q+S, S>R, S>Qが分かる。
ア:Px2>Q+S>Qx2が導き出せるが、PとQの大小関係は分からない。誤り。
イ:Px2>Q+Sが導き出せるが、必ずしもPが一番高いとは限らない。誤り。
ウ:イと同様に大小関係までは分からない。誤り。
Ⅰ QはRよりも背が高い。
Ⅱ RはSよりも背が低い。
Ⅲ Pの身長はQとSの平均よりも高い。
このとき、必ず正しいといえる推論の組み合わせはどれか。
ア Pの身長はRよりも高い。
イ 最も身長が高いのはPである
ウ Qの身長はSよりも低い。
例題:
A. アだけ
B. イだけ
C. ウだけ
D. アとイ
E. アとウ
F. イとウ
G. アとイとウ
H. 正しい推論はない
S>R、Q>R、P×2>Q+Sが分かる。
ア:Px2>Q+S , R+Q>Rx2 , S>RからP>R が導き出せるため、正しい。
イ:Pが最も身長が高いとは必ずしも言えないので誤り
ウ:QとSの大小関係はわからない。誤り。
Ⅰ RとSがもらった数は同数であった。
Ⅱ Tを除く4人の個数の平均はR、Sのそれぞれの個数と同じである
Ⅲ PとQがもらった個数の平均は、RとSがもらった個数の平均と等しい。
Ⅳ Tがもらった個数はPの5倍である。
このとき、必ず正しいといえる推論の組み合わせはどれか。
ア Rがもらった個数はTよりも少ない。
イ 2番目に多くもらったのはTである。
ウ Sがもらった個数はPの4倍である。
例題:
A. アだけ
B. イだけ
C. ウだけ
D. アとイ
E. アとウ
F. イとウ
G. アとイとウ
H. 正しい推論はない
IよりR=S。IIよりP+Q+R+S=4R。IIIよりP+Q=R+S、IVよりT=5Pの公式が成り立つ。
式をまとめると4R+5P=と導くことができる。
P,Q,R,S,Tは整数でなければならないため、条件を満たす(P,R)の組み合わせは(1,4)となる。
したがってP=1,Q=7,R=4,S=4,T=5
ア Rがもらった個数はTよりも少ない。正しい。
イ 2番目に多くもらったのはTである。正しい。
ウ Sがもらった個数はPの4倍である。正しい。
Ⅰ 4人がもらった個数は全て異なる
Ⅱ Qがもらった個数は4人の中で最も多い。
Ⅲ PとRがもらった個数の平均は、QとSがもらった個数の平均と等しい。
このとき、必ず正しいといえる推論の組み合わせはどれか。
ア Sがもらった個数は4人の中で最も少ない。
イ PかRのうちどちらかは、4人がもらった個数の平均よりも多い。
ウ Pがもらった個数はRがもらった個数よりも多い。
例題:
A. アだけ
B. イだけ
C. ウだけ
D. アとイ
E. アとウ
F. イとウ
G. アとイとウ
H. 正しい推論はない
PとRの平均とQとSの平均が等しい、かつ、合計が12個なのでP+R=Q+S=6である。IとIIの条件を満たす場合、(Q,S)は(5,1)で確定する。(P,R)は(2,4)(4,2)のいずれか。
ア:Sは1個でもらった個数は4人のなかで最も少ない。正しい。
イ:PかRのいずれかは、4人の平均よりも多い3個以上である4個をもらっているので、正しい。
ウ:PとRの大小関係は分からない。誤り。
Ⅰ PとRがもらった個数の平均は、QとSとTがもらった個数の平均と等しい。
Ⅱ Pがもらった個数は5人の中で最も多い。
Ⅲ 5人がもらった個数は全て異なる。
このとき、必ず正しいといえる推論の組み合わせはどれか。
ア Rがもらった個数は5人の中で最も少ない。
イ Qがもらった個数はSがもらった個数よりも多い。
ウ Rがもらった個数は5人のもらった個数の平均よりも少ない。
例題:
A. アだけ
B. イだけ
C. ウだけ
D. アとイ
E. アとウ
F. イとウ
G. アとイとウ
H. 正しい推論はない
PとRの平均とQとS+Tの平均が等しいかつ、合計が36個なのでP+R=Q+S+T= 18である。
ア:必ずしもRが最も少ないとは限らない。例えば(P,R) = (11,7) 、(Q,S,T) = (10, 5, 3)のような場合。
イ:QとSの大小関係は分からない。
ウ:Rがもらった個数が5人の平均(=7.2)より多い組み合わせも存在する(例えば(P,R) = (10,8) 、(Q,S,T) = (9, 5, 4)のような場合)ため、この推論は必ずは正しくない。
正しい推論はないので、Hが正解である。
Ⅰ PとRがもらった個数の平均は、QとSがもらった個数の平均と等しい。
Ⅱ Pがもらった個数は4人の中で最も少ない。
Ⅲ 4人がもらった個数は全て異なる。
このとき、必ず正しいといえる推論の組み合わせはどれか。
ア Sがもらった個数はQがもらった個数よりも多い。
イ Rがもらった個数はSがもらった個数よりも多い。
ウ Rがもらった個数は4人のもらった個数の平均よりも多い。
例題:
A. アだけ
B. イだけ
C. ウだけ
D. アとイ
E. アとウ
F. イとウ
G. アとイとウ
H. 正しい推論はない
PとRの平均とQとSの平均が等しい、かつ、合計が10個なのでP+R=Q+S= 5である。
ア:QとSの大小関係は分からない。
P+R=Q+S=5が成り立つことと、Pが最も少ないことと、4人のもらった個数が異なることを合わせると、PQRSのそれぞれの個数は1個から4個のどれかであることがわかる。Rが最も多く4個であることが分かる。またPが1個であることもわかる。
よって、R>Sが確定し、イは正しい。また4人の平均(=2.5)よりも多い数をRはもらっているのでウも正しい。